宝清寺

東京都 東秋留駅

　元和年間（１６１５～１６２４）日信上人の開山、武田勝頼の一族、青木勘左衛門の開基により創建されました。元の山号は東照山でしたが、江戸幕府に畏れ多いという理由で水谷山へ改めたといいます。山号は江戸幕府の旗本、水谷家の祈願所になったことが由来のようです。

　山門は大通りから少し入ったところにあります。手前の葬祭会館前に大きな駐車場があります。

　元禄(一六八八～一七〇三) 及び宝暦(一七五一～六三)年間に火災に遭い、本堂はその後の再建のようです。寺の建つ地は、中世の豪族の館跡と伝えられ、石田三成の一族、小川土佐守祐忠が関ヶ原合戦の後、移り住んだ地との言い伝えもあるようです。

　我々の体を清浄にしてくださる浄行菩薩だそうです。自分の体の悪い部分を洗って差し上げると身代わりになってくださるそうです。

　法華経を守護する天女、七面大明神がお祀りされているお堂です。

　四天王に守護された日蓮聖人像がとても立派でした。四天王像は東大寺戒壇堂の四天王像を模したお姿でした。