こじろういなりじんじゃ
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楽しみ方古地老稲荷神社のお参りの記録一覧

瑞聖寺様の東参道門から駅へ向って歩いていたら、八芳園の横にありました😊
火伏せのお稲荷さまとして信仰されてきた『古地老稲荷神社』
明和9年(1772年)に起きた「明和の大火」の後、火災に対する住民の不安を和らげるために、文政13年(1830年)に日吉坂上に創建されましたのが起源のようです。

☆鳥居⛩️☆
奥に向かって高さがどんどん低くなっていく鳥居。頭がぶつかります💦

昔「江戸の名物は火事」といわれたほどで火伏せの稲荷信仰がさかんでありました。中でも古地老稲荷さまは「あが縁日の存続する限りこの地に出火をみせじ」の強いご神託より、文政十三年、日吉坂上に鎮座されたもので、しかも縁日には霊妙不可思議にも必らずといってよいほどに雨のおしるしがある。土民その霊験をかしこみ、火伏の稲荷、人丸様、火止る様とも呼び、お祀りしました。この境内に、大正四年六月石刻連名の方により、遷宮され、ご神託どおり歴史に出火のないこと、わけても大正十二年九月一日の関東大震災にも第二次世界大戦空襲にも、火災を免れたのは祭神の御利益と信仰し、昭和二十年迄は、神前に神楽、余興を奉納し、盛況でありました。
ー入口にあった古地老稲荷神社由緒よりー

☆手水舎☆

東京都港区白金台に鎮座する古地老稲荷神社。最寄りは東京メトロ南北線の白金台駅で、駅から歩いて5分ほどの距離にあります。周囲は高級住宅街として知られ、洗練された街並みの中にありながら、この神社は地域の暮らしに根差した祈りの場として静かに佇んでいます。特徴的なのは、歴史ある日本庭園として名高い八芳園のすぐ隣に位置していることです。都会の真ん中で自然と文化の豊かさを同時に味わえる一角に鎮座しているという点で、立地自体がすでに印象的です。
御祭神は宇迦魂之命。稲荷信仰において広く知られる食物・穀物の神であり、生活の根幹に関わる豊穣や商売繁盛を司る存在です。境内に掲げられている由緒書によれば、創建は文政13年(1830年)とされています。当初は日吉坂に祀られていたとのことで、当時この地に火伏の稲荷信仰が広まったことが創建の背景にあると記されています。江戸後期、火事は都市にとって最大の脅威の一つであり、人々の生活を守るための「火伏せ」の祈願は切実なものでした。古地老稲荷神社は、そうした時代の人々の願いを受け止める存在として誕生し、今なおその名残を留めています。
境内に足を踏み入れると、まず感じるのはその整然とした佇まいです。社殿や境内地はよく手入れされ、落ち葉や埃ひとつ見当たりません。清浄さを保つ努力が日々重ねられていることが伝わってきます。奉納者名の石柱を見ると「八芳園」の名が上位に掲げられており、地理的な近さを考えると、ひょっとすると八芳園の関係者が日常的に清掃や整備に協力しているのかもしれません。地域と神社の結びつきを実感できる一幕です。
境内をよく観察すると、新しいものと古いものが共存しているのがわかります。玉垣や鳥居は比較的最近建て替えられたようで、まだ白さが残り、清々しい印象を与えます。一方で、手水鉢や石灯籠は長年の風雨に耐えてきた様子を示しており、苔むした表面や擦り減った彫刻に時の重みを感じさせます。新旧が調和する境内は、時代の流れを受け入れながらも、信仰の芯が変わらず続いていることを象徴しているようです。
白金台という都会の洗練されたエリアの中にあっても、古地老稲荷神社は人々に親しまれ、祈りの対象として生き続けています。華やかな八芳園のすぐ隣で、日々静かに地域を見守るこの小さな神社は、都市に暮らす人々の営みを支える存在であり続けているのだと感じました。

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