寛永寺(根本中堂)のお参りの記録(1回目)
東京都鶯谷駅

寛永2年（1625年）、徳川家康、秀忠、家光公の三代にわたる将軍の帰依を受けた慈眼大師天海大僧正は、徳川幕府の安泰と万民の平安を祈願するため、江戸城の鬼門にあたる上野の台地に寛永寺を創建しました。これは、平安時代の比叡山延暦寺にならって、江戸の鬼門を守るための寺院として位置づけられました。

寛永寺は、その後急速に発展し、江戸時代最大の寺院となりました。間口45ｍ、奥行42ｍ、高さ32ｍという、当時の日本最大級の木造建築物であった根本中堂をはじめ、多くの堂塔が建てられ、広大な敷地には美しい庭園も造られました。さらに、徳川将軍家の菩提寺となり、皇室からも深く保護されました。

しかし、幕末の上野戦争で大きな被害を受け、明治政府による寺領の没収などにより、その輝かしい歴史に終止符が打たれることとなりました。

薬師如来様のお守りの拝受を目的として参拝しました。
境内がとても大きく全てを回り切れなかったため、近いうちにまた伺います。

根本中堂は改修中です。