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宝仙寺三重塔は、江戸時代初期の寛永13年(1636)に建立されたと伝えられる。高さは約24mで、屋根は檜皮葺。池上本門寺五重塔・上野寛永寺五重塔と並ぶ江戸時代初期の代表的な建築物であり、江戸近郊では唯一の三重塔だった。江戸庶民にも親しまれ、歴代将軍の尊崇を受けたほか、御鷹狩りの際の休憩所としても利用された。
● 三重塔の建立と施主
三重塔の建立に関しては、中野長者と呼ばれた鈴木九郎正蓮の名が伝わるが、実際の施主は地元の農民・飯塚惣兵衛だったとされる。一般の農民が三重塔を建立するのは非常に珍しいことだった。塔内には飯塚惣兵衛とその夫人の木造彩色像が安置され、寛永11年(1634)および寛永13年(1636)に開眼されたことが確認されている。
● 焼失と再建
昭和20年(1945)5月の東京大空襲で三重塔は焼失。元々の三重塔があったのは現在の区立第十中学校の校庭付近だった。平成4年(1992)、興教大師八百五十年遠忌記念として、宝仙寺の境内に新たに三重塔が再建された。再建された塔は、焼失した塔とほぼ同じ高さだが、奈良・法起寺を模した飛鳥様式の純木造建築であり、かつてのものとは異なる形状となっている。
● 三重塔の文化的価値
三重塔は平成26年(2014)2月に「中野区認定観光資源」に認定された。建立当初から歴史的・宗教的な価値が高く、江戸時代を代表する建築物として知られていた。現在の宝仙寺境内に建つ再建塔も、その歴史を後世に伝える重要な存在となっている。
跡地 石碑
フェンスで覆われている
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