温泉山 安楽寺(四国霊場第六番札所)の日常(72回目)
徳島県牛島駅

【🇺🇦ウクライナ 仏道支援 特別拝観】
徳島新聞さんに掲載していただき、たくさんの方が拝観にきて下さいました。

「なぜ立派なお堂や仏像があるのかわかりますか？」

以前に息子と行った
映画『鬼滅の刃』で登場人物の煉獄さんの回想シーン

それは病床にあった母でした。

母は煉獄に「何故自分が人より強く生まれたのかわりますか？」と尋ねます。

煉獄はわからないと言うが、
母は
「弱き人を助けるためです。」

「 生まれついて人より多くの才に恵まれた者は その力を世のため人のために使わねばなりません。天から賜りし力で人を傷つけること私腹を肥やすことは許されません。」

「弱き人を助けることは　強く生まれた者の責務です」

「責任を持って果たさなければならない使命なのです　決して忘れることなきように」

 そして、母は息子を強く抱きしめると、涙を流しながら告げました。

「私はもう長く生きられません。強く優しい子の母になれて幸せでした。」

昔の自分を思い出しました。

母の病気がわかったのは私が高校に入学する時でした。
母は父に「私の病気が悪いことを言うとあの子の折角の高校生活が暗いものになる。」と言ったそうです。
母が助からない病気であることを私は知らず、２年間の闘病の末に母は亡くなりました。私は高校３年生、弟が小学校2年生の時でした。
幼い弟を残して亡くなった母と、母親にあまえたいさかりの弟があまりに不憫であった事を思い出し、
映画館でこのシーン(煉獄さんの病床の母、幼い弟)をみた時に、涙が止まらなくなりました。

映画の煉獄さんのように格好いい事はできませんが、
日々の仕事の空いた時間に安楽寺のお堂を生かしたいと思います。

◎仏道支援 特別拝観
※拝観料の全額を在日ウクライナ大使館に送金いたします。

・安楽寺の本堂・性霊殿・大師堂を僧侶がご案内いたします。
※要予約 安楽寺にお電話でご都合のよい日時を御予約下さい。
(安楽寺 電話番号088-694-2046)
※檀家さんの法事でお堂を使用している場合や葬儀で僧侶が不在の場合もありますので、必ず電話で御予約をお願いいたします。

・拝観料 お一人様 ４００円
(宿坊受付で募金箱にお入れ下さい。)

・今回の特別拝観に限り各お堂での写真撮影が可能です。SNSに投稿も可能ですのでウクライナカラー🇺🇦の募金箱も投稿していただき、支援の輪をひろげていただければと思います。