法話と天井絵の寺 観音寺の日常(300回目)|徳島県立道駅
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投稿日:2023年05月17日(水)
四国霊場九番札所 法輪寺は「わらじ」の奉納で有名です。本堂には数限りないわらじが奉納されています。なぜでしょうか。
ある時に、松葉杖がないと歩けない人が、この寺に参拝に来ました。「どうか、この足を治して欲しいと」願ってのことでした。参道の真中辺りで足が軽くなり、松葉杖なしでも歩けるようになり、ついには足が完治したという話が伝わっています。
このお話にあやかって、足の具合が悪い人や足の病を治したいという人は「わらじ」を境内に奉納したのです。それらは本堂におまつりされ、毎日供養されています。山門にもわらじがたくさん吊ってありました。歩き遍路をする人が増えています。足の健康のために奉納していったのでしょう。
お遍路さんは「同行二人」と背中に書いたおいずる(白い半被のような着物)を着て歩きます。姿は見えないけれど自分の前に弘法大師空海が歩いている。道案内をしてくれている。歩いているのは自分だけではないのだと、自らを励ましながら歩きます。「歩く」という単純なことですが、四国遍路では1日に40Km平均で歩きます。札所間の距離が短い時は良いのですが、長くなってくると精神的にもつらくなります。そういう時に心の支えとなるのが「同行二人」です。
私たちの人生も歩き遍路のようなものです。前には弘法大師空海が歩いてくださっています。そう信じて歩いて行けば、迷うことなく行く先を明るく照らしてくれるに違いありません。
思考は現実化すると言いますが、護摩祈祷など願いを込めることで現実が立ち上がってきます。強い願いをもって手を合わせましょう。
合掌
仏教の知恵で心豊かに過ごせますよう祈念しております。
ある時に、松葉杖がないと歩けない人が、この寺に参拝に来ました。「どうか、この足を治して欲しいと」願ってのことでした。参道の真中辺りで足が軽くなり、松葉杖なしでも歩けるようになり、ついには足が完治したという話が伝わっています。
このお話にあやかって、足の具合が悪い人や足の病を治したいという人は「わらじ」を境内に奉納したのです。それらは本堂におまつりされ、毎日供養されています。山門にもわらじがたくさん吊ってありました。歩き遍路をする人が増えています。足の健康のために奉納していったのでしょう。
お遍路さんは「同行二人」と背中に書いたおいずる(白い半被のような着物)を着て歩きます。姿は見えないけれど自分の前に弘法大師空海が歩いている。道案内をしてくれている。歩いているのは自分だけではないのだと、自らを励ましながら歩きます。「歩く」という単純なことですが、四国遍路では1日に40Km平均で歩きます。札所間の距離が短い時は良いのですが、長くなってくると精神的にもつらくなります。そういう時に心の支えとなるのが「同行二人」です。
私たちの人生も歩き遍路のようなものです。前には弘法大師空海が歩いてくださっています。そう信じて歩いて行けば、迷うことなく行く先を明るく照らしてくれるに違いありません。
思考は現実化すると言いますが、護摩祈祷など願いを込めることで現実が立ち上がってきます。強い願いをもって手を合わせましょう。
合掌
仏教の知恵で心豊かに過ごせますよう祈念しております。
すてき
ホトカミ見ました! で広がるご縁
ホトカミを見てお参りされた際は、もし話す機会があれば住職さんに、「ホトカミ見てお参りしました!」とお伝えください。
住職さんも、ホトカミを通じてお参りされる方がいるんだなぁと、情報を発信しようという気持ちになりますし、
「ホトカミ見ました!」きっかけで豊かな会話が生まれたら、ホトカミ運営の私たちも嬉しいです。