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熊野神社 (船越町)ではいただけません
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佐野西国三十三観音霊場 第一番

熊野神社 (船越町)について

齊明天皇代の創建と伝わる非常な古社。
藤原長良が上野・武蔵を荒らし回る盗賊討伐を祈願したと伝わる。
飛騨の甚五郎作の木の狛犬が、火災から逃れようとして動いたという伝説もあり。

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くし
くし
2025年01月04日(土)
1585投稿

岩崎八幡宮と谷を挟んで向かい側にある山地にある神社。船越町の宮本という集落の鎮守様です。
この神社、創建が斉明天皇代と非常に古く、しかも興味深い伝承が伝っており俄然民俗学フリークの血が騒ぎました😍w

まず、上野国側には主神とする神社なども多数あるのに、なぜか下野国側にはほとんど見られない藤原長良公に纏わる伝承がこの神社で初めて見つかった🔍‼️(詳しくは基本情報を御参照ください☝️)
さらに伝承に出てくる賊の赤岩左近や、長良公に命じられて神社を再建した弾正聖大弼良綱などの人名を元に調べてみたところ・・・

まず赤岩左近については直接的な情報は出てこなかったのですが、群馬の館林・邑楽付近に長良神社が多いことについて以下のような伝承が👇️

①藤原長良が大蛇を退治して、蛇体を8つに切って分けて祀ったので、邑楽郡には長良(ながら)神社が8社ある。
②千代田村の大沼の大蛇が毎年人身御供を取るので、都から来た藤原長良に退治を願った。長良は弓の名人の御殿女中のおさよ殿(さいぞう様ともいう)を連れ、大蛇の目を射潰して刀で刺し殺した。大蛇の屍骸は18に切って、頭は千代田村瀬戸井に祀り、他は邑楽郡各地に祀った。邑楽郡に長良社が18あるのはそのため。

千代田村こと現在の邑楽郡千代田町にはズバリ「赤岩」という地名がありまして、この大蛇というのは赤岩左近を指してるのでないかと🐍❗

弾正聖大弼良綱については、この神社の伝承に伝わる賊退治の824年の翌年825~826年に「従四位下 参議弾正大粥」なる人物が下野守に任命されていたという情報が出てきた🔍️❗
・・・ただ、大粥(だいひつ)というのは姓ではなく官職名だそうで、この弾正大粥と大弼良綱が100%同一人物かは断定できないのですが(^^;
しかし弾正台というのは現在でいう警察職👮ウン!やっぱり賊退治でこの辺りに来たんだな💡

斉明天皇代創建はともかく、少なくともこの神社が9世紀前半までは遡れる古社なのは間違いないようですね😊

熊野神社 (船越町)(栃木県)

駐車場所近くの庚申塔
青面金剛の線刻の上に庚申
と彫り直した様子

熊野神社 (船越町)(栃木県)

熊野神社ですが神明造りの鳥居
山の西側斜面にあるので入口も西向き

熊野神社 (船越町)(栃木県)

どこの寺社にもよくある十九夜塔ですが・・・如意輪観音ではなく素戔嗚尊!?😳
この組み合わせはかなり珍しいんじゃないでしょうか? 

熊野神社 (船越町)(栃木県)

別れ道
どうも正面は単に山に入る道っぽかったので左の社殿が見えてる方へ・・・

熊野神社 (船越町)(栃木県)

ちなみに右側には見事な古民家の廃墟が💧

熊野神社 (船越町)(栃木県)

ここが社家の阿部家だったのかな? うーん・・・

熊野神社 (船越町)(栃木県)

廃墟前に枯れ枝に覆われた石祠がひっそりと佇む・・・

熊野神社 (船越町)(栃木県)

それほど山奥ではないし山頂もゴルフ場になってるんですが・・・それでもクマーが出るのか💧🐻

熊野神社 (船越町)(栃木県)

山林の中に鮮烈な朱塗りの社殿✨

熊野神社 (船越町)(栃木県)

神社前に宝珠のような変わった形をした石塔

熊野神社 (船越町)(栃木県)

なんだろう? ここ佐野西国三十三観音の一番札所にもなってるし神仏習合時代の何かかな?

熊野神社 (船越町)(栃木県)

台座に彫られてる家紋
調べたところ鷹の羽紋だそうです
由緒に出てくる社家が阿部家なのでおそらく阿部鷹紋というやつ

熊野神社 (船越町)(栃木県)

一段高くなった所に玉垣に囲まれた境内

熊野神社 (船越町)(栃木県)

御神木の大カヤ

熊野神社 (船越町)(栃木県)

推定樹齢500年の古木
とても強い自然のバイブレーションを感じます🌿(たぶんw)

熊野神社 (船越町)(栃木県)

神木の根本に疱瘡神祠

熊野神社 (船越町)(栃木県)
熊野神社 (船越町)(栃木県)

彫刻などは少ないですが朱塗りの立派な社殿

熊野神社 (船越町)(栃木県)

後ろから
山村の鎮守にしてはかなり壮大😳 やっぱ由緒ある神社なんだろうな

熊野神社 (船越町)(栃木県)

神社右
これは境内社じゃなくもと授与所

熊野神社 (船越町)(栃木県)

摂社群
左から、天満宮・八坂神社・春日神社・不明・不明・不明・白山神社・足尾神社、だそうです

熊野神社 (船越町)(栃木県)

台座に乗った特別そうな摂社
資料を見るとたぶん琴平神社

熊野神社 (船越町)(栃木県)

右奥にも何かありましたが、どうも墓地っぽかったのとチェーンで閉じられてたので行きませんでした😅

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名称熊野神社 (船越町)
読み方くまのじんじゃ
通称おくまん様

詳細情報

ご祭神《主》伊弉冊命・速玉男命・事解男命
《境内社》琴平神社・天満宮・八坂神社・春日神社・白山神社・足尾神社・疱瘡神・その他3社
創建時代齊明天皇七年(661年)
創始者(開基)不詳 (再建)大弼良綱
ご由緒

社伝に曰く、本社は齊明七年(661)三月十五日、紀州熊野本宮より当佐野上へ鎭座したと伝わる。
その後天長元年(824)上毛野に赤岩左近という者あり、武藏国羽生あたりの強盗と共に常に無頼を催して人民を脅し、財物を掠め、民を悩ませた。
強賊等は上野・武蔵の間に神出鬼没に出現し暴虐の限りを尽くした。 
時に前従二位中納言贈正一位大政大臣 藤原長良卿これを大いに憂い、本社に祈誓をかけて賊を討伐した。大神の霊験に感じた長良卿は、一族弾正聖大弼良綱に社殿を再建させたと伝わる。
文久二年(1862)三月の出火にて本社拝殿雑舎ともに類焼するも、幣殿本社は元治元年(1864)に再建し、拝殿は明治二十七年に氏子諸氏の尽力によって再建。

【動く狛犬】
文久二年(1862)三月十八日、樹枝を折り砂を飛ばす程の激しい西風が吹き、何処からか火が燃え移り、神主阿部家を始め本社拝殿にまでみるみる燃え移ってしまった。人々には防く術もなくあれよあれよと眺めるのみ。
時に阿部氏は不在にて夫人ツヤ子のみ必死となって奴僕を指揮し、器具財物等を運び出さんと猛火の中を走り回っていた時、どこからから一匹の唐犬が現れ、常にツヤ子に寄り添って奔走し傍を離れなかった。
この時は火急のため心にも留めなかったが、鎭火の後に考えてみると、飛騨の甚五郎作の木狗が本社に納めてあり、魂のこもった名工の細工のため神を惜しませたのではないか思いつき、帰宅後に話を聞いた阿部氏さもありなんと納得し、燃えてしまったのを惜しんだと云う。‏

体験札所・七福神巡り伝説
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