耕月寺のお参りの記録(1回目)
静岡県裾野駅

（1）種雲山 耕月寺（曹洞宗）静岡県三島市佐野385
御本尊 十一面観音

雲を踏んで耕すように、または月に種をまくがごとくに精進せよという
意味の「耕雲種月」という禅語があります。
種雲山耕月寺の名はこれからとったものだそうです。

ここが入口になります。

朝の坐禅会 摂心会 お袈裟を縫う会をやっています.

坐禅について（だれもが通る道）

問、坐禅中雑念が出て困ります

答、

雑念が出て困ると思うのが、誰でもまず最初の一歩です
しかし坐禅は雑念を消す方法ではありません

雑念というものの中身はどんなものであろうと問題ではありませんから
どうぞ雑念のまま坐ってください

山門手前に石仏さん。

（5）山門から本堂を望みます。

参道横には、地元の人たちが建てた六地蔵が並んでいます。

問、もう少し具体的にどう坐ればいいのでしょうか

答、
簡単に云うと、自分を見なければいいです
自分のしたことを反省しないのです

思ったら思いっぱなし、見えたら見えたまま、聞こえたら聞こえたままです
まったく無反省、無責任、赤の他人のようにポンと坐布の上に投げておくといいです

参道横に

参道横に

（10）
問、では悟りというのはどういう境地なのですか

答、
悟りという境地なんてありません
ですから、悟りを得たと云えば、自分の中に悟りというものをこしらえて
観察している様子です

手前に鬼瓦がありました。

種雲山 耕月寺（曹洞宗）静岡県三島市佐野385
御本尊 十一面観音

本堂から見える景色です

本堂前の・・

（15）
問、結局どうなればいいのでしょうか

答、
自分がこうなれば良いということで、自分が想定した心境に持って行こうと努力すると
どこまで行っても良い悪いを云っていなければならなくなります
その努力を止めれば楽になるのですから、どうなればなんてことを云っていては坐禅が始まりません

自分の悟りのために坐禅するのではなく、坐禅のために坐るという気持ちでいるのが良いのです

本堂から見て右側の景色
問、それでは何にもならないような気がしますが

答、
何にもならないのです

何か特別なものになろうとしたら間違えます

あなた自身になりきればいいのです

本堂から見て左側の景色

正面を横からです向こうには

鐘突堂が有ります。

（20）お堂 「慈恩閣」

「慈恩閣」横から奥に

工夫について

自分が悟るために坐禅をするという態度は
すでに坐禅の工夫からはずれています

坐禅中、悟るということを念頭に置くと、自分を無くそう、
自分を忘れようと工夫しがちです。
そうすると、自分が無くなったかどうかが問題になり、
自分のことを考え続けるために結果として自分が無くならない
ということになります。
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（24）
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坐って坐って坐りぬく
ただ坐禅あるのみ、どこまでもどこまでも坐って下さい
どうぞ修行が成就しますように

一部転記しました（詳しくはＨＰをご覧下さい）