なんぜんじ(なぜんじ)|真言宗
南禅寺静岡県 河津駅
10:00~16:00
御朱印 | |||
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限定 | - | ||
御朱印帳にお書き入れ | |||
御朱印帳 | - | ||
駐車場 | あり |
南禅寺・伊豆ならんだの里 河津平安の仏像展示館
薬師如来像は静岡県内最古の仏像です。
神像を含めた24体の平安仏が伝えられています、
仏教美術の宝庫です。
南禅寺の本堂へは、かなりの急坂を登ります。
ゆっくりとゆっくりと登って来て下さい。
本当にキツい坂です。
伊豆の河津桜見物に合わせて、参拝しました。
かなり混雑するとの事で仕事を休んで行きましたが、平日だと言うのに河津桜の駐車場探しにえらい時間が掛かってしまい(何処もかしこも満車、満車のオンパレード)、こちらに着く時刻がギリギリになってしまった。
本当は、南禅寺というより「伊豆ならんだの里 河津平安の仏像展示館」。南禅寺には仏像は安置されておらず、仏像展示館にて安置されているからです。
因みに、なんぜんじ ではなく なぜんじ と読みます。
東泉山南禅寺の宗派は天台宗?で、本尊は薬師如来(県指定文化財)、伊豆横道三十三観音霊場の札所本尊は十一面観音(県指定文化財)。その他を含めて24躯が県指定及び町指定文化財なのは凄いの一言。
この地には昔、那蘭陀(ならんだ)寺という七堂伽藍を備えた大寺院があったが、1432年の山津波(今で言う土石流)のために寺院は倒壊し、仏像は埋まり、寺院は廃絶した。後の世にその仏像を地中から掘り出して、改めて南禅寺を建てて祀ったとされるが、詳細な歴史はわかっておりません。(1541年に鎌倉・正光院の南禅和尚が再建した事により南禅寺と号したとの話もある。)
河津桜は河津川沿いにあり、河津川から西へ1kmちょっと入った所に在りますが、道が細いので対向車に気を付けて。いつもは軽四ですが、今回は家から300km以上ありますから普通車でしたので。道の左側に5台停めれる無料駐車場がありましたので停めさせて頂きました。200mとの事でしたので直ぐだと思っていたら、これが急坂でしんどい。時間は無いわ、汗はかくわ、息は切れるわで難儀でした。
石段があり,数段上がると南禅寺本堂前に。暗い堂内を覗くと仏像の写真が置かれていました。また貼り紙があって「南禅寺に安置してあった仏像群は隣の仏像展示館で公開。」、「御朱印は展示館で取り扱っている。」と書かれています。
早速、「伊豆ならんだの里 河津平安の仏像展示館」へ。閉館時刻が16時で,現在15時40分,あと20分しかない。入館料(300円)を納めて直ぐに展示場所へ行きました。
中央にど~んと南禅寺本尊の薬師如来坐像、手前左右に天部立像、周りに約20躯の仏像や神像が立ち並び,凄いの一言。また、各像は全てガラスケース無しでの展示で、遮るモノ無しで間近から拝観できるのもとても有難いです。
薬師如来坐像は、高さ約120cm、一木造,平安前期の作、衣のひだはとても力強いです。薬師如来坐像の後の地蔵菩薩立像、十一面観音立像は、共に高さ約190cm、一木造、いいお顔です。天部立像もいい表情です。他は破損仏ですが、多少のラインは残っていますので、元はどんなお顔だったのかな?と想像するのも面白いです。
最後に直書きして頂ける御朱印を頂きました。
河津町には他にも釈迦涅槃像の涅槃堂や河童の寺の栖足寺がありますが、時間切れのため諦めました。(恐らくまたの機会は無いと思いますが。)
御朱印
(他にも数種類あるが直書きして頂けるのはこれのみ)
南禅寺本堂
伊豆ならんだの里 河津平安の仏像展示館
薬師如来坐像
地蔵菩薩立像
十一面観音立像
天部立像(向かって左側)
天部立像(向かって右側)
帝釈天立像
梵天立像
真ん中の桜の木の向こう側が駐車場
かなりの急勾配の坂を上がる必要があり正直息が切れる
オマケで河津桜(天気が良ければ。)
伊豆急行線河津駅から徒歩23分。山あいの道をひたすら歩き、急坂を登り切った所にある真言宗寺院。「なぜんじ」とも呼ばれています。
近くのカッパ寺の栖足寺から「トゥクトゥク」と呼ばれるオート三輪みたいな乗り物で近くまで送迎してくれます。(ここからは7分位)
元々は奈良時代、行基によって創建された「那蘭蛇寺」が起源。山崩れで一夜にして埋没したと言われ、その後南禅和尚が仏像を掘り出してお堂を作ったのが今の南禅寺の始まりとされています。創建は1099年頃。ご本尊は薬師如来とされているが、正式には十一面観音菩薩とされています。
掘り出された仏像群は、併設されている「伊豆ならんだの里河津平安の仏像展示館」で拝観出来ます。
仏像群は全て平安前期の作と言われ、東海で一番古い薬師如来や十一面観音など24体が安置されています。
仏像マニアにはたまらないスポットかもしれません。
御朱印は、その展示館で頂く事が出来ます。
ちなみに、京都の「南禅寺」が有名ですが、臨済宗寺院で、南禅和尚が建てた所から「南禅寺」となったそうです。
南禅寺へ向かう途中から見た麓の町。
南禅寺と共に栖足寺を含めた一体が「那蘭蛇寺」の境内とされています。
急坂を登り切ると南禅寺が見えて来ます。
相当キツい坂なのでゆっくりと登って来て下さい。
本堂①
本堂②
本堂横に併設されている「河津平安仏像展示館」。
ここの受付で御朱印を頂く事が出来ます。
開館は10時→16時まで。
ここのガイドさんが詳しく説明して頂きました。
資料より。
ご本尊の薬師如来。東海一古い薬師如来像だそうです。
こちらも資料より。
地蔵菩薩立像です。
十一面観音菩薩立像です。
一見、宝冠如来像かと思いますが、最近の調査研究で十一面観音の頭の部分が小さな観音を乗せる部品?がある所から頭の冠は、その後付け加えられたらしい。
ちなみに、御朱印のご本尊はこちら。
仏像群は本来は撮影禁止ですが、特別のご厚意を頂き撮影させて頂きました。
名称 | 南禅寺 |
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読み方 | なんぜんじ(なぜんじ) |
参拝時間 | 10:00~16:00 |
参拝にかかる時間 | 境内 5分 展示館 60分 |
参拝料 | 300円 |
御朱印 | あり |
限定御朱印 | なし |
ご本尊 | ご本尊は薬師如来とされているが、正式には十一面観音菩薩であるとされている。 |
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宗旨・宗派 | 真言宗 |
創建時代 | 1099年 |
開山・開基 | 南禅和尚 |
文化財 | 国宝級の本尊・薬師如来像 |
ご由緒 | 平安時代に造られた仏像群をまつっています
永亨4年 (1432) に山津波により伽藍ごと仏像群が仏谷に埋没。 永享4年 (1432) に 発生した山津波により、一夜の内に土中
元々は奈良時代に行基が開祖の「那蘭蛇寺」が起源。
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体験 | 仏像御朱印博物館重要文化財 |
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