能満寺のお参りの記録(1回目)
静岡県六合駅

吉祥山 能満寺 臨済宗 妙心寺派

弘長2年 創建。
文永11年の元寇の役が起こると
勅願寺として 官寺に列せられた。

この地域では 知恵の仏様として知られている。

御本尊：釈迦牟尼如来

大阪府堺市/妙國寺のソテツ
静岡県清水区/龍華寺のソテツとともに
「 日本三大ソテツ 」 に数えられており
推定樹齢 1000年で 国の天然記念物。

寺伝によると
長徳元年 陰陽師 安倍晴明が 大井川の測量を
する目的で境内内に居していた。
大井川上流より 死んだ大蛇が流れ着いて
いるのを見つけ 埋葬し その上に
中国より持ち帰ったソテツを植えたという。
現在のソテツが まがりくねっているのも
大蛇の精が乗り移ったからだという。

ソテツには 他にも伝説があり
能満寺に立ち寄った徳川家康が
このソテツを大層 気に入ったため
駿府城に移植されたという。
しかし ソテツは
「 能満寺に帰りたい 」と夜な夜な泣くため
哀れに思った家康は 能満寺に戻したと
言われている。