焼津神社のお参りの記録(1回目)
静岡県焼津駅

#焼津神社

主祭神はヤマトタケルの尊。相殿神にキビノタケヒコの命、オオトモノタケヒムラジの命、ナナツカハギの命。

#七束脛命

日本書紀ではヤマトタケルの尊と父・景行天皇の関係は良好で、お供した3柱の名が挙げられている。それがここ焼津神社の相殿3座だ。
もっとも、キビノタケヒコの命とオオトモノタケヒムラジの命は家柄からして根っからの軍人だが、ナナツカハギの命は料理人としての選任だったらしい。

オトタチバナヒメの命が一緒だったことは、日本書紀も認める。このように、言及しないだけで実際には大軍団だったようだ。彼ら以外にも、同行者にまつわる伝承はある。例えばタケイナダネの命。熱田神宮（名古屋市熱田区）でヤマトタケルの尊と共に祀られている。

#吉備武彦命

第7代・孝霊天皇の孫。ヤマトタケルの尊の母イナビノオオイラツメとはきょうだいで、よってヤマトタケルの尊の叔父。またヤマトタケルの尊の妃キビアナトノタケヒメの父でもある。特別に縁が深いからか、東征でも別動隊から伝令までこなし、要所要所で大活躍している。

#大伴武日連命

ニニギの尊と共に降臨したアメノオシヒの命や、神武東征で活躍したミチノオミの命の子孫と思われる。彼らを祀る伴林氏神社（大阪府藤井寺市）のHPには、アメノオシヒの命を1代目とした時、4代目がミチノオミの命、10代目が武日命とある。