濱名惣社神明宮のお参りの記録(2回目)
静岡県三ケ日駅

遠江國式内社巡り 其の三

■神社名　濱名惣社神明宮（ﾊﾏﾅｿｳｼｬｼﾝﾒｲｸﾞｳ）

■御鎮座　浜松市旧北区三ヶ日町三ヶ日

■御祭神　天照皇大御神

　境内社　天羽槌雄命
　　　　　天棚機姫命
　　　　　大田田根子命（英多神社御祭神）

■御例祭　八月第一日曜日
　　　　　特殊神事「夜半の御饌」

■式内社　遠江國六十二座浜名郡五座
　　　　　英多神社（ｱｶﾞﾀﾉｶﾐﾔｼﾛ）

■旧社格　郷社

濱名惣社神明宮は延喜式神名帳の遠江国六十二座浜名郡五座の英多神社に比定される古社です。
◆遠江國は現在の静岡県西部の大井川以西、浜名郡は浜名湖北西岸の湖西市から三ヶ日町に掛けての辺りを示します。

御鎮座地の在る一帯はかつては浜名神戸と呼ばれる伊勢の神宮の神領で、中世にはここから絹の布が納めらたと云われます。
その貢進品の収納庫として用いられたとされる御本殿は、井籠造りと呼ばれる古い形式の板倉造りの姿を今に伝える、大変稀少な建造物となっています（国重要文化財）。

神明宮の御本殿や境内摂社に祀られる織物の神々また近くに鎮座される初生衣神社を含め、古代から続く神宮との深い繋りや、近代の「遠州織物」に代表される遠州地方の繊維業の発展の歴史を感じることができる、大変由緒ある神社です。

ちなみに現代では地域特産の三ヶ日みかんが毎年伊勢神宮に献納されています🍊

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四季折々の催しや限定の御朱印をお受けするのも楽しみではありますが、今改めて地元遠州の古社式内社を巡らせていただき造詣を深めよう、と思い立っての巡拝です。
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