御朱印・神社お寺の検索サイト楽しみ方
四天王寺聖徳太子1400年限定御朱印大バナー2024年4月
竹生島神社(都久夫須麻神社)ではいただけません
広告

ちくぶしまじんじゃ(つくぶすまじんじゃ)

竹生島神社(都久夫須麻神社)のお参りの記録(1回目)
滋賀県マキノ駅

投稿日:2022年05月07日(土)
参拝:2022年4月吉日
4

【近江國 式内社巡り】

都久夫須麻神社(つくぶすま~)は、滋賀県長浜市早崎町(竹生島)にある神社。式内社で、旧社格は県社。主祭神は、浅井姫命、市杵島比売命、宇賀御霊命。御神体は竹生島自体で、別名「竹生島神社」。神仏習合時代は宝厳寺と習合して「竹生島弁財天社」、「竹生島権現」、「竹生島明神」と呼ばれた。

『総国風土記』によると、古墳時代の459年に浅井姫命を祀る小祠ができたのが始まり。奈良時代の724年に天照大神の神託により市杵島姫命が祀られ、731年には聖武天皇が参拝され神殿を新築した。764年の藤原仲麻呂の乱の際には当社の神護により治乱したため、年号が天平神護と改められ、祭神に従五位の神位が授けられた。平安時代になって神宮寺として宝厳寺が建立されると、天台宗の僧が度々参拝するに及び「辨智」・「辨財」の利益を受けて辨才天信仰が盛んになっていった。1183年に平経正が当社の拝殿で仙童の琵琶で秘曲を弾じたことが『平家物語』や『源平盛衰記』に記されている。1232年、1453年、1558年に火災で社殿を焼失しているが、その都度再建している。1602年には豊臣秀頼が片桐旦元を普請奉行として伏見桃山御殿の一部を移し、現社殿を造営させた。明治寺時代に入り、近代社格制度のもと、県社に列格した。

当社は、竹生島南部の唯一の船着き場から海岸沿いに東方に向かった山の斜面にある。船着き場で船を降り、少し歩いてから拝観受付を通ると、「祈りの石段」と呼ばれる宝厳寺本堂への石段を少し登ったら右側(東側)に小さな鳥居があるので、そこをくぐって進むことになる。当社の境内地は広くはないが、高台に本堂、海に面した絶壁上に八大竜王拝所があり、その間のスペースに境内社がいくつかある。なお、かつての神仏習合の時代には当社と宝巌寺は不可分であったため、当社本殿はかつての宝厳寺・弁才天堂であり、現在でも宝厳寺観音堂とは渡廊下で繋がっている。

今回は、近江國の式内社、滋賀県の旧県社でであることから参拝することに。参拝時は平日の午前中で、自分が乗ったクルーズ船には30人ほどの乗客がいた。(この日は、天気は良いが風が強く、琵琶湖に波が立っていたため、他の船は来ていなかったみたい。自分が乗った今津港発着船も、午後は欠航とのことだった。)
竹生島神社(都久夫須麻神社)(滋賀県)
竹生島クルーズ遊覧船から見た竹生島全景。
竹生島神社(都久夫須麻神社)の建物その他
竹生島南岸に上陸してから、門前町風商店街を抜けて進む。
竹生島神社(都久夫須麻神社)の建物その他
拝観券発売所に到着。
竹生島神社(都久夫須麻神社)の鳥居
階段を見上げると<一の鳥居>があり、扁額には「竹生島神社」と書かれている。この後、順路は右方向に進む。
後ろの鳥居は宝厳寺の鳥居で、扁額には「巌金山」と宝巌寺の山号が書かれている。
竹生島神社(都久夫須麻神社)の鳥居
一の鳥居の右側にある<二の鳥居>。
竹生島神社(都久夫須麻神社)の周辺
二の鳥居をくぐって進むと、右側(谷側)に港の綺麗な景色が見える。
竹生島神社(都久夫須麻神社)の末社
参道右側にある<黒龍堂>。黒龍大神と黒龍姫大神を祀る。
竹生島神社(都久夫須麻神社)(滋賀県)
さらに進むと左側(山側)に、宝厳寺渡廊(舟廊下)の舞台造が見える。
竹生島神社(都久夫須麻神社)の本殿
境内南側に廻って、国宝<本殿>全景。関白豊臣秀吉が時の天皇を迎えるためにその時代の粋を集めて造った伏見城内の「日暮御殿」を神殿として寄進したもの。
<本殿>は入母屋造前後軒唐破風付、周囲庇及び正面向拝1間付 間口3間 奥行3間。
竹生島神社(都久夫須麻神社)の本殿
<本殿>正面①。
竹生島神社(都久夫須麻神社)(滋賀県)
<本殿>正面②。
竹生島神社(都久夫須麻神社)の本殿
<本殿>正面③。宝厳寺の唐門・観音堂・渡廊下を通ってくると、最初に見えるのはこの場所。
竹生島神社(都久夫須麻神社)の末社
本殿の右下にある<江島神社・厳島神社>の鳥居。
竹生島神社(都久夫須麻神社)(滋賀県)
<江島神社・厳島神社>の社殿。なお江島大神と厳島大神は、ともに竹生島大神(市杵島姫大神)と同神。
竹生島神社(都久夫須麻神社)の末社
本殿の左下にある<天忍穂耳神社・大己貴神社>の鳥居。
竹生島神社(都久夫須麻神社)の末社
<天忍穂耳神社・大己貴神社>の社殿。
竹生島神社(都久夫須麻神社)の本殿
本殿に向かい合うようにして建つ、境内南端の<八大龍王拝所>。
竹生島神社(都久夫須麻神社)の建物その他
拝所の内部中央にある授与所。本来御朱印はこちらで拝受できるようだが、神職さんに聞くと、この日は領布しておらず、書置きもないとのこと。コロナの規制はないのになんでかな?(。´・ω・)?
竹生島神社(都久夫須麻神社)(滋賀県)
建物内部の南側には<琵琶湖水神 竹生島竜神拝所>。
竹生島神社(都久夫須麻神社)(滋賀県)
八大龍王拝所の南側には、琵琶湖に突き出た場所に宮崎鳥居が立っている。
竹生島神社(都久夫須麻神社)の末社
八大龍王拝所に向かって右側にある<白巳大神>。表札には「金寶冨貴」の文字。(o^―^o)
竹生島神社(都久夫須麻神社)(滋賀県)
白巳大神の隣にある<弁財天堂>。
竹生島神社(都久夫須麻神社)の本殿
最後に、国宝<本殿>全景。美しい造形。 (^▽^)/

すてき

みんなのコメント4件)

惣一郎さん、こんばんは!
まだ御朱印ありませんでしたか?
私が2年前に訪ねた時もなかったんですよね。
いつ復活するのやら・・😓

2022年05月08日(日)

しんさん、こんばんは~!
2年前は緊急事態宣言中だったでしょうか?(・・?

今回(4月1日)は滋賀県は緊急事態宣言でもマンボウでもなかったため、御朱印は必ずもらえるものと思っていたので残念です。

ややお年を召した神職の衣装を着た白髪男性に「御朱印はありませんか?」と聞いた返事が「ない」とのことだったので、いまだ中止状態というのは間違いないかと思います。

その時も「ではいつ来れば拝受できるのでしょう?」と聞こうかと思ったのですが、ないものはないので、泣く泣く引き下がった次第です...(^_^;)

2022年05月08日(日)

2年前も緊急事態宣言が終了して、しばらく後に訪ねたんですが。
「いつ再開ですか?」とか聞きにくいですよねf(^_^;

2022年05月08日(日)

そうですよね。「ない」と言われた瞬間は、「では、いつ再開?」と即質問してみようとも思ったのですが、書き手の方がダメといったらダメだよな...とすぐに思いとどまりました。

御朱印のもらえるもらえないについては、縁があるかないかなのかなと、寺社仏閣に1000ヶ所以上廻った結論として、そう思ってます。(^_^;)

2022年05月08日(日)
ログインしてください

ログイン無料登録すると、投稿へコメントできます。

投稿者のプロフィール

惣一郎さんのプロフィール画像

惣一郎1269投稿

2020年1月から寺社仏閣巡りを始めた初心者です。東京在住です。
クルマとバイク、旅行が趣味なので、近くから遠くまで、精力的にお参りしています~♪

■2023年も引き続き、日本各地(目標:寺社巡りをしたことのない都道府県をなくす)を廻ってみたいと思っています~♪ (^▽^)/

①そろそろ<西国・坂東・秩父百観音巡礼>を結願したい。
  残りは和歌山県と、兵庫県日本海側、バイクで行ける近場の秩父。
②天孫降臨の<南九州>を巡る。
③いつかは廻ってみたい<四国八十八カ所巡り>。

(1月)東京都、熊本県、宮崎県、鹿児島県
(2月)福岡県、佐賀県、長崎県、徳島県
(3月)広島県
(4月)大阪府、兵庫県

■2022年は、良かった寺社を再訪しながら、日本各地(目標:47都道府県、実績:20都道府県)の寺社仏閣を廻ってみました(449寺社)。

東京都、三重県、岐阜県、愛知県、静岡県、山梨県、沖縄県、滋賀県、福岡県、長野県、
兵庫県、岩手県、埼玉県、長野県、北海道、富山県、青森県、福井県、佐賀県、山口県

■2021年は、寺院にも力を入れてみました(574寺社)。

①寺院は巡礼を中心に。西国三十三、江戸三十三、鎌倉三十三、秩父三十四、関東三十六、北関東三十六、関東八十八、東国花の寺百ヶ寺。
②神社は、引き続き延喜式内社、旧社格県社以上、総社、一国一社八幡宮、神社本庁の別表神社。
③関東なら鎌倉、やっぱり京都・奈良、チャンスがあれば憧れの熊野・四国・九州。

■2020年は、寺院も神社もよく分からないので、分かりやすそうな神社を中心に回り始めました(366寺社)。

①関東圏の延喜式内社 + 坂東三十三観音。
②関東以外に旅行に行くときは一之宮。
③チャンスがあれば、憧れの伊勢や出雲。

惣一郎さんの投稿をもっと見る

ホトカミ見ました! で広がるご縁

ホトカミを見てお参りされた際は、
もし話す機会があれば神主さんに、「ホトカミ見てお参りしました!」とお伝えください。
神主さんも、ホトカミを通じてお参りされる方がいるんだなぁと、ホトカミ無料公式登録して、情報を発信しようという気持ちになるかもしれませんし、
「ホトカミ見ました!」きっかけで豊かな会話が生まれたら、ホトカミ運営の私たちも嬉しいです。
竹生島神社(都久夫須麻神社)の投稿をもっと見る90件
コメント
お問い合わせ