天台宗
金剛定寺のお参りの記録一覧
滋賀県·三重県の寺院巡りの2寺目は、1寺目の東近江市の隣町の蒲生郡日野町に在る龍護西中山 金剛定寺です。
天台宗で、本尊は十一面観音。
伝えによれば、聖徳太子が近江国に建立した48ヶ寺の内の1つとされます。
752年に奈良·東大寺の実忠和尚が四月堂を建てたのが始まりとされ、東大寺別院として、中山という地区の東谷、西谷の全てに堂宇や僧房が建ち並び、多くの学僧が学ぶ一大宗教都市でしたが、1571年に織田信長の兵火により全山焼失し、200年以上荒野となった。
その後の1805年に領主の関播磨守の寄進や里人らの努力により観音堂(現本堂)を再建、最近の1984年に太子堂を再建されました。
仏像拝観に際して事前予約は必須ではありませんが、ご不在の場合は拝観不可のため事前連絡して欲しいとの事でした。奈良や京都の観光寺院ではありませんので当然ですね。
山門への石段前に数台停めれる駐車場に停めて向かいます。山門をくぐると正面に割と新しいお堂(太子堂)、左側手前に庫裏がありましたので拝観予約した者と告げるとご住職のお母様でしょうか 出てこられて、上の本堂(観音堂)の鍵を開けますねと。本堂は庫裏の正面の石段の上にあります。
本堂横の鍵を開けて頂いたら「生憎、住職は出掛けてしまって、好きなだけ写真を撮っても構わないのでご自由にどうぞ。」と。
(毎回写真撮影宜しいですか?とドキドキしながら冷や汗をかきながら図々しくお聞きしなくても良かったので助かりました。)
こちらのお堂は板張りではなく、土間となっています。ほぼセンターに須弥壇があり、本尊の十一面観音坐像が祀られています。室町時代作の無指定ですが、いい仏像です。
須弥壇の後の壁際には、ずらっと9躯の仏像が並んでいます。右側から不動明王と二童子(重文)、聖観音菩薩(重文)、僧形文殊菩薩、大日如来、役行者、阿弥陀如来、元三大師。
不動明王は物凄い形相ではなく何か優しそう、二童子は朗らかです。聖観音は翻波式衣文の平安仏、こちらも優しい目をしています。他の仏像も皆何か優しそうです。
拝観が終わってから庫裏で御朱印をお願いし、拝観料300円(安)と合わせてお支払しました。
御朱印
山門
太子堂
庫裏
鐘楼
境内社
本堂(観音堂)
本尊・十一面観音(撮影許可済み)
不動明王と二童子(重文)
不動明王
矜羯羅童子
制吒迦童子
聖観音菩薩(重文)
僧形文殊菩薩
大日如来
役行者
阿弥陀如来
元三大師
石造層塔(鎌倉時代)
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