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ささきじんじゃ

沙沙貴神社のお参りの記録(1回目)
滋賀県安土駅

投稿日:2022年05月16日(月)
参拝:2022年4月吉日

【近江國 式内社巡り】

沙沙貴神社(ささき~)は、滋賀県近江八幡市安土町常楽寺にある神社。式内社で、旧社格は県社。祭神は少彦名命、大彦命、仁徳天皇、宇多天皇、敦実親王(5柱合せて「佐佐木大明神」と総称)。

創建は不詳。社伝によると、神代に少彦名神がササゲの豆の鞘に載って海を渡って来たことから、当地を「ササキ」と呼び、少彦名心を祀ったことが始まりとしている。古代に沙沙貴山君が大彦命を併せて祀り、景行天皇が志賀高穴穂宮への遷都に際して大規模な社殿造営をさせたと伝わる。平安時代に宇多源氏の源成頼が当地に土着すると佐々木姓を名乗るようになり、佐々木山君の子孫である沙沙貴氏と次第に融合すると、沙沙貴氏の氏神である当社に宇多源氏の祖である敦実親王とその父・宇多天皇を合祀し、自らの氏神とした。戦国時代、佐々木氏の嫡流・六角氏が近江守護であったが、織田信長に敗れ放逐され、当地は信長の支配下に入った。信長は付近に安土城を築城したが、当社は破却を逃れた。江戸時代後期の天保年間(1831年~1845年)に火災で社殿を焼失するが、1848年に宇多源氏後裔の丸亀藩主・京極高朗により再建された。明治に入り、近代社格制度のもと県社に列格した。

当社は、JR琵琶湖線・近江八幡駅の南方600mののどかな田園が近い住宅地にある。境内はかなり広々していて、茅葺屋根の隋神門にはじまる神域は、玉砂利が敷き詰められ、拝殿、本殿等建造物ははそれぞれ相当立派。神職の方々の行き届いた手入れも素晴らしいが、現在でも氏子信者の信仰の篤さが伝わって来る。

今回は、近江國の式内社、滋賀県の旧県社であることから参拝することに。参拝時は休日の午後で、自分以外にも参拝者が数組訪れていた。
沙沙貴神社の鳥居
境内北東端入口全景。広々とした入口。
沙沙貴神社の鳥居
境内入口の<鳥居>。参道がまっすぐに伸びている。狛犬は新しそう。
沙沙貴神社の自然
参道の突き当り。ここで参道は右折。
沙沙貴神社の建物その他
右を向くと、また参道がまっすぐ伸びている。非常にきれいに掃き清められていて、気持ちが引き締る。
沙沙貴神社の山門
参道突き当りにある、藁葺の<楼門>。独特でインパクトがある外観。
沙沙貴神社の建物その他
楼門の扁額は、明治中期、有栖川宮熾仁親王の揮毫。
沙沙貴神社の本殿
楼門をくぐったところからの眺め。大きな拝殿の背後に分離式の本殿が見える。
社殿等は江戸時代後期の天保年間(1831年~1845年)に火災で焼失、1848年に丸亀藩主・京極高朗により本殿、権殿、拝殿、楼門などが再建された。
沙沙貴神社の手水
楼門をくぐって右側にある<手水舎>。
沙沙貴神社の建物その他
手水舎の後ろにある<御祓所>。
沙沙貴神社の建物その他
楼門をくぐって左手やや遠いところにある<絵馬殿>。
沙沙貴神社の本殿
絵馬殿近くから見た<拝殿>。
沙沙貴神社の本殿
<拝殿>全景。
沙沙貴神社の本殿
拝殿後ろの<幣殿・本殿>。五間社流造、向拝三間、銅板葺。
沙沙貴神社の本殿
<幣殿>正面。
沙沙貴神社の本殿
逆サイドから<幣殿・本殿>全景。
沙沙貴神社の本殿
幣殿・本殿の左隣に建つ<権殿>。
沙沙貴神社の末社
<幣殿・本殿>と<権殿>の間にある<少彦名神>の拝所。
沙沙貴神社の末社
少彦名神の磐境(いわさか)そばから見た、本社の<本殿>。
沙沙貴神社の本殿
<権殿>全景。
中央の座祭神:置目姫命(おきめひめのみこと)・狭狭城山君の祖倭帒(やまとふくろ)宿禰の妹、源雅信公、源秀義(佐々木秀義)公、源氏頼(六角氏頼)公。
東の座祭神:乃木希典命、乃木静子命。
西の座祭神:沙沙貴郷、旧蒲生郡の明治・大正・昭和での戦没者参千七百余柱命。
沙沙貴神社の本殿
<権殿>正面。
沙沙貴神社の庭園
権殿に向かって左後ろのある<呑月の庭>。
沙沙貴神社の建物その他
権殿に向かって左手にある<神輿庫>。門が開け放たれていて、装飾が美しい神輿を見ることができる。
沙沙貴神社の末社
権殿の左隣にある、境内社ゾーン全景。
沙沙貴神社の末社
左側から1社目、<少童(わたつみ)さま>。日本神話の海の神。海童神社とも。
沙沙貴神社の末社
2社目は<影友稲荷さま>。
沙沙貴神社の末社
3社目は<加茂さま>。扁額は賀茂別雷大神・賀茂御祖大神。
沙沙貴神社の末社
4社目は<愛宕さま>。扁額は愛宕社本宮。
沙沙貴神社の末社
最後5社目は<祇園之社>。八坂大神、津島大神とある。
沙沙貴神社の建物その他
境内社の前に建つ<八角神殿>。伊勢神宮の式年遷宮の御用材で造営とのこと。
沙沙貴神社の建物その他
社殿の背後に一列に並ぶ<干支の庭>。
沙沙貴神社の本殿
社殿の裏手から見た<本殿>。
沙沙貴神社の建物その他
社殿の裏手にある<石燈籠>。竿部分に鎌倉時代後期の正安二年(1300年)の刻文があり、笠と火袋は後補とのこと。
沙沙貴神社の芸術
当社の神紋「七ツ割、平四ツ目、目結紋」は佐々木氏のルーツ。
沙沙貴神社の建物その他
社殿に向かって右手にある<社務所>。御朱印はこちら。
沙沙貴神社の本殿
最後に、華美ではない豪壮な<社殿>全景。(^▽^)/

すてき

御朱印

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2020年1月から寺社仏閣巡りを始めた初心者です。東京在住です。
クルマとバイク、旅行が趣味なので、近くから遠くまで、精力的にお参りしています~♪

■2023年も引き続き、日本各地(目標:寺社巡りをしたことのない都道府県をなくす)を廻ってみたいと思っています~♪ (^▽^)/

①そろそろ<西国・坂東・秩父百観音巡礼>を結願したい。
  残りは和歌山県と、兵庫県日本海側、バイクで行ける近場の秩父。
②天孫降臨の<南九州>を巡る。
③いつかは廻ってみたい<四国八十八カ所巡り>。

(1月)東京都、熊本県、宮崎県、鹿児島県
(2月)福岡県、佐賀県、長崎県、徳島県
(3月)広島県
(4月)大阪府、兵庫県

■2022年は、良かった寺社を再訪しながら、日本各地(目標:47都道府県、実績:20都道府県)の寺社仏閣を廻ってみました(449寺社)。

東京都、三重県、岐阜県、愛知県、静岡県、山梨県、沖縄県、滋賀県、福岡県、長野県、
兵庫県、岩手県、埼玉県、長野県、北海道、富山県、青森県、福井県、佐賀県、山口県

■2021年は、寺院にも力を入れてみました(574寺社)。

①寺院は巡礼を中心に。西国三十三、江戸三十三、鎌倉三十三、秩父三十四、関東三十六、北関東三十六、関東八十八、東国花の寺百ヶ寺。
②神社は、引き続き延喜式内社、旧社格県社以上、総社、一国一社八幡宮、神社本庁の別表神社。
③関東なら鎌倉、やっぱり京都・奈良、チャンスがあれば憧れの熊野・四国・九州。

■2020年は、寺院も神社もよく分からないので、分かりやすそうな神社を中心に回り始めました(366寺社)。

①関東圏の延喜式内社 + 坂東三十三観音。
②関東以外に旅行に行くときは一之宮。
③チャンスがあれば、憧れの伊勢や出雲。

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