かわらかんのんどう
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今回は滋賀県南部の寺院巡りです。
先ず1寺目は、草津市川原(かわら)町に在る川原観音堂です。(未登録だったため登録しました。)
真宗大谷派?で、本尊は秘仏・十一面観音。
この本尊・十一面観音立像は市指定文化財で、開帳は年2回の1月17日と8月17日です。以前は事前予約すれば開帳日以外でも拝観させて頂けていましたが、草津市教育委員会に確認したら現在は個別対応はしていないとの事でした。
川原観音堂は、最勝寺の境外仏堂で、最勝寺の直ぐ南側に在り、お堂の管理は地元の方々で行っておられます。本尊・十一面観音立像は、以前は近くの天神社に祀られており、この像は天神社の本地仏であったが、明治初めの神仏分離でこの観音堂に祀られるようになったとの事です。
朝9時位から開帳されていると草津市教育委員会からお聞きしましたので、9時少し過ぎに到着。お堂横の空き地?に停めさせて頂きました。川原観音堂は、観音を祀るお堂が1つあるのみで、戸の所へ行くと「さあ、どうぞどうぞ。」と迎え入れて頂きました。近所の方もポツポツとお参りにいらっしゃいます。
正面の壁面1面が須弥壇になっており、真ん中の厨子に本尊・十一面観音立像、右側のやや小ぶりの厨子に地蔵菩薩坐像、左側の小さい厨子には印相がわからぬ如来立像と十一面観音立像が祀られていました。
本尊・十一面観音立像は、高さ約159cm、一木造、天衣の部分まで一材から造られています。眼は飛鳥寺の大仏の様な「杏仁形」に彫られ、ウエストは細くくびれ、腰から下の襞は繰り返し折り畳まれてS字の様。著名な学者先生の方々で制作時期には諸説あって、特定は出来ないとの事です。それにしても強烈に個性がある仏像でした。機会があればもう一度、拝してみたいです。
須弥壇
本尊・十一面観音立像
地蔵菩薩坐像
印相がわからぬ如来立像
十一面観音立像
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