明王院のお参りの記録(1回目)
滋賀県石山寺駅

志納所で入山の手続きをさせていただき､歩を進めるとすぐ左側に明王院様です｡

明王院様は石山寺様の塔頭寺院です｡

明王院様は2024年の大河｢光る君へ｣のイベントの会場になられたり､8月を除く第2日曜に写経会が催されたりと寺院としてよりイベント会場としての強いのかもしれません｡

世尊院様との並びに｢吉祥院｣という塔頭があると記載されている資料を見掛けたのですが､門の外からでは分かりませんでした。

明王院様の前には比良明神影向石があります｡ここは良弁僧正と比良明神が出会った場所とされています｡
東大寺の僧良弁僧正が聖武天皇に東大寺の大仏建立に必要な黄金の調達を命じられ､金峯山に籠って金剛蔵王の夢告を受けてこの石山の地を訪れた際に岩の上で釣りをしていた老人からお告げの地がこの地であることを知らされます｡この老人が近江の地主であった比良明神で､比良明神が座っていた石は｢比良明神影向石｣として今も大切に守られています｡