木野目稲荷神社のお参りの記録(1回目)
埼玉県南古谷駅

川越市木野目に鎮座するお稲荷様。別名『仁寿稲荷』といいます。内陣には神使である白狐が2体祀られていて、創建は嘉永5年(1852)になります。

当社の本殿は、市の有形文化財に指定されています。覆屋の中にあり拝観することはできませんが、江戸末期に川越に流行する江戸彫の優品で、『東都彫工元祖嶋村俊元八代嶋村俊表』の刻銘があります。

嶋村家は江戸中期から関東で活躍した彫物大工の名家で、俊表は江戸末期に活躍し、成田山新勝寺釈迦堂、田無神社本殿、川越氷川神社本殿を手掛けたことが知られているといいます。