住吉大社のお参りの記録(1回目)
大阪府住吉鳥居前駅

住𠮷大社

卯の日　卯の花　招き猫ちゃん


御祭神　
第一本宮　底筒男命
第二本宮　中筒男命
第三本宮　表筒男命
　　　　　(住𠮷大神)
第四本宮　息長足姫命(神功皇后)
底筒男命、中筒男命、表筒男命の三神を総称して住𠮷大神と申し上げ、伊弉諾尊が檍原に禊除せられたとき、海の中より出現せられた神様です。

御鎮座　
神功皇后は、新羅御出兵に当って、住𠮷大神の御加護を得て大いに国威を輝かせられ、御凱旋の後、大神の御神託によって此の地に御鎮祭になりました。神功皇后摂政11年（西暦211年）辛卯年のことで、今から約千八百年前のことでありました。皇后の御孫、仁徳天皇が浪速に遷都せられて墨江の津を開港せられ、後に大阪、堺の発展をもたらしましたのは、実に此の時に起因しています。
後、皇后をも併せお祀り申上げ、住𠮷四社大明神と崇められ、延喜の制では明神大社に列せられ、朝廷奉幣の二十二社の一つ、由緒の深い摂津國一の宮として聞え高く、昭和二十一年まで官幣大社でありまして、全国二千余に及ぶ住𠮷神社の総本宮です。

御神徳
住𠮷大神は禊祓の御神格をもって御出現になりましたので、住𠮷祭は「おはらい」と呼ばれる程、神道でもっとも重要な「祓（はらい）」のことをを司る神です。
また、住𠮷大神は、「吾が和魂をば宜しく大津の渟中倉の長峡に居さしむべし、便ち因りて往来ふ船を看護さむ」と神功皇后にお告げになった由が日本書紀、住𠮷大社神代記に見え、海上安全の守護神であり、奈良時代、遣唐使の発遣には、必ず朝廷より当社に祈り、その海上無事を祈りました。
そのほか歌神として、歌道の上達を志す人が当社に祈り、あるいは現実に姿を現わされる現人神としての信仰もあり、産業商業・文化・貿易の祖神と仰がれています。





大阪市住吉区住吉2丁目9－89