沼垂白山神社

新潟県 新潟駅

白山神社（はくさんじんじゃ）は、新潟県新潟市中央区沼垂東1丁目1番17号にある神社。式内社。新潟市中央区一番堀通町にある同名神社と区別するため、「沼垂白山（ぬったりはくさん）神社」と呼ばれている。

歴史[編集] 創建年代は不詳[1]。社伝によれば、かつては水分（みくり）神社と呼ばれた[2]。『延喜式神名帳』に記された越後国沼垂郡の美久理神社にあたる[3][4]が、創建当時の史料は残されていない[5]。 沼垂は、信濃川と阿賀野川が合流して日本海に流れ込む一帯に位置し、水分（みくり）は水配の意味で、灌漑の神である[2]。沼垂白山神社は、江戸時代初期の寛永年間には、王瀬山[注 1]にあり[5]、沼垂地域の総鎮守とされた[1]。信濃川の氾濫のため何度も移転を余儀なくされており[1][6]、1706年（宝永3年）5月、畾地のうち西側へ移転する[7]。その後、1714年（正徳4年）にさらに東へ...Wikipediaで続きを読む

祭事[編集] 2019年時点における主な祭事は次の通り[1]。 元旦祭（1月1日） 御十七夜祭（1月17日）[2] 大ろうそくに灯をともし1年の幸せを願う祭事。家内安全・商売繁盛や町内の安泰を願うため、氏子や近所の住民らが訪れる[3]。 天神祭（2月25日） 古峰祭(3月1日) 稲荷祭（3月初旬） 祈年祭（3月中旬） 春祭（5月17,18日）[2] 大祐祭（6月30日） 大祭（沼垂まつり）（8月15～18日）[2] 200年以上の伝統がある[4]。日中にはみこしの行列が町内を練り歩き、夜にはメインイベントの「けんか灯篭」が行われる[4]。けんか灯篭は、巨大な灯篭をぶつけて押し合うもので...Wikipediaで続きを読む