室生龍穴神社のお参りの記録(1回目)
奈良県室生口大野駅

湯守りと妖怪

41投稿

投稿日:2021年10月09日(土)

参拝:2021年9月吉日

日本三大龍穴神社の一つ、室生龍穴神社へ参拝。他の二つは貴船神社奥宮と備前龍穴です。
龍穴は奥宮でもある吉祥龍穴に有るのですが、九月末の時点では道が崩れて工事中・通行止めとなっていましたので奥宮まで参拝の方はご確認を。
室生赤目青山国定公園に位置しているこのエリアは、室生火山群に属していることもあり、独特形状の山々や岩が多く、山中には奇岩や洞穴も多くあり「九穴八海」という伝説もあります。

而二不二（ににふに）の石碑と二又の杉の大木
神社入口を50ｍほど室生寺側へ戻ると、二又に分かれた杉の大木と根元の傍らに「而二不二神木」と刻まれた石碑が置かれています。
宇陀松山藩主の織田氏が館を建てるべく神社の神木を伐採しようとしたとき、一夜霊夢を見たので驚き伐採を止めこの石碑を建てたと言われています。

而二不二神木の石碑
真言宗において重視される思想で、二つであって二つでない、一つのものでも二つの面があり、二つの面があっても本質は一つである、といった意味だそうです。

而二不二石碑の横にある神社
案内がないため祠の名前は分かりませんが、韋駄天尊ののぼりがあります。

二本の巨木に守られた鳥居

石柱標

蓮理の杉
別名夫婦杉といい、縁結びのパワースポットとされ、夫婦円満・家運隆盛の御利益あり。

蓮理の杉
しっかりと繋がっています。

神庫

社務所
通常は無人のようです。

奥宮通行止めの案内掲示

子連れの狛犬
足元に子犬が一緒にいます。

拝殿
元禄七年（1694）徳川綱吉の母である桂昌院の援助で、室生寺の般若堂を移築したものといわれています。
左の神饌所が廊下で繋がっています。

拝殿かかる扁額
龍穴神社の御祭神は、日本書紀に登場する慈雨を降らす山の水神タカオカミノカミですが、仏教における龍を統率する女神「善女龍王」となっています。、

本殿
寛文11年（1671）に建てられた朱塗りの春日造り。
本殿の左右には宗像三女神の一柱「道主貴神社（市杵島姫命）」と、「天照大神」が天の岩戸へ隠れた際に引っ張って連れ出したとされる「手力男神社（手力男命）」が祀られています。
この本殿は「春日大社若宮社」の旧社殿が譲られたものとされています。

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