丹生川上神社（中社）のお参りの記録(1回目)
奈良県吉野駅

#丹生川上神社 #丹生川上神社中社

ご祭神はミツハノメの神。

#罔象女神

古事記では弥都波能売神、日本書紀では罔象女。
古事記によれば、イザナミの神が火の神であるカグツチの神を産むとき火傷を負い、それが元で病を得て病床で産んだ神々のうちの1柱。

特定の業種に強い影響力を持つ神様がいる。
自身の孫にあたるヒコホホデミの尊の誕生を祝うために酒を醸したというオオヤマツミの神は、酒造業界。金属の神様であるカナヤマヒコの神は、鉱山・製鉄・金属加工など。”やさかにの勾玉”を制作したタマノオヤの命は、宝石やアクセサリー関係。”天のいわ船”に乗り”たかまのはら”から飛来した、と日本書紀に書かれているニギハヤヒの命は、航空業界。
意外なところだと、新潟県では石油が採れる関係で、越後開拓の祖神とされるアメノカゴヤマの命は、石油関連産業。

ミツハノメの神にも得意分野がある。製紙業だ。彼女は本来は水の神様だが、紙すきには水が不可欠らしい。
岡太神社（福井県越前市）では、人々に製紙法を伝えた製紙業の祖として、ミツハノメの神を川上御前と呼び祀る。
岡太神社には製紙業に従事する者が全国から馳せ参ずると、本に書いてあった。僕も参拝してみたが、山裾の小さな神社という感じで、とてもそうは思えなかった。しかし程よく観光化されていて、人はそれなりにいた。