飛鳥寺は588年に百済から仏舎利(遺骨)が献じられたことにより、蘇我馬子が寺院建立を発願し、596年に創建された日本最初の本格的な寺院。
法興寺・元興寺ともよばれた。現在は安居院(あんごいん)と呼ばれている。
創建時の飛鳥寺は、塔を中心に東・西・北の三方に金堂を配し、その外側に回廊をめぐらした伽藍配置だった。 寺域は東西約200m、南北約300mあった。百済から多くの技術者がよばれ、瓦の製作をはじめ,仏堂や塔の建設に関わった。瓦を製作した集団は、この後豊浦寺や斑鳩寺の造営にも関わっていく。さらに、これらの技術を身につけた人たちやその弟子たちが全国に広がり、各地の寺院造営に関わるようになる。 |