あきしのでら|単立
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楽しみ方秋篠寺のお参りの記録一覧

秋篠寺(あきしのでら, 単立, 776年) 本堂(国宝), 南門, 東門, 大元堂, 開山堂, 鐘楼, 木造伝・伎芸天立像(重文), 木造地蔵菩薩立像(重文), 木造大元帥明王立像(重文), 善珠が開山, 本尊は薬師如来(重文)









6月6日、年に1日だけの大元帥明王立像の秘仏御開扉に伺いました。
午後3時過ぎに行くと、拝観待ちの列は10人ほどで、それほど待ち時間もなく大元堂に入ることができました。
本堂には何体も仏像が並んでいますが、特に目を奪われたのは美しい伎芸天。優しい微笑みにうっとりして、しばらく見入ってしまいました。
御朱印はありませんでした。
せっかくお参りしたので、大元帥明王立像の御守りと写真を購入して帰りました。
帰りに香水閣の霊水をいただきました。
拝観料1000円

住宅地にひっそり佇む秋篠寺

静かな境内

本堂
ご本尊は薬師如来坐像
こちらに伎芸天がいらっしゃいます

苔が美しいお庭

大元堂
秘仏 大元帥明王立像がいらっしゃいます

香水閣
井戸から霊水を汲んでその場で飲ませてもらえます

タイザンボクの花
手のひらを広げたくらいの大きさで、良い香りがします

萩の花が咲き乱れる庭であった。とにかく、ここのお寺。山門から入場券を求める入口まで長いのだ。多分、お寺が出来てからの数他の出来事ゆえに、奈良時代のお堂は無くなり、こんなにも広すぎる!と思えるほどの空間なのではないかと思うのであった。そして、俗人である私の悪い癖で、これだけ有名なお寺で拝観料も取るんだからと御朱印があるか聴いてしまったのだ。ああ、仏を求めていない餓鬼畜生なり。今はされていない、とのこと。その時には、そうなのかと納得したのだが、後日、ネットで調べると6月6日の1日のみ御朱印があるのだとか。もう、言ってよーーー。と思いながらも、それだけの為に並ぶのも嫌なので御朱印はどうでもいい。
庭の苔むした様が魅力の寺だ。「苔寺」とも呼ばれている。そんな苔寺で、雨が降りだしそうな中、苔に滑ってこけた私は恥ずかしい。
敷地自体は広いのだが、お堂はえ?これだけ?と思ってしまった。申し訳ない。。。。そう、ここは、国宝、重要文化財となっている仏像と本堂に入り、対面する場なのである。萩の花に誘われ、25体の仏像を観る。そんなひと時であった。
萩の花 向かう先には 伎芸天










本尊:薬師如来
宗派:単立
開基:光仁天皇
~百寺巡礼:五木寛之氏が選んだ百の名刹 第5番~
秋篠寺の創建には諸説あるが、一般的には、780(宝亀11)年、第49代 光仁天皇(在位:770-781)の発願によって、善珠大徳(ぜんじゅだいとく)という興福寺の僧が開いたといわれている。別の説によれば、秋篠寺は、780(宝亀11)年以前、この地を諸領としていた秋篠氏が氏寺としてつくった寺で、その後、光仁天皇が興福寺から善珠を招いて、勅願の寺に変えたという。
創建当初の秋篠寺は法相宗だったが、その後、真言宗も兼ねた道場となる。明治時代以降は浄土宗に宗旨を変更していたが、現在は単立寺院となっている。
~『百寺巡礼 第一巻 奈良』五木寛之(講談社、2003)~
苔庭の美しいお寺です。

【東門】



【香水閣(こうずいかく)】
入口の二本の石柱には、「清浄香水(せいじょうこうずい)」と「味如甘露(あじかんろのごとし)」とあります。
~かつて真言宗では、鎮護国家のため、宮中で正月八日から十四日まで、「大元帥御修法(たいげんみしほ)」という儀式が行われていた。そして、その儀式には、必ず秋篠寺にある井戸から汲まれた水が使われた。「香水閣」と呼ばれる井戸は、いまも清らかな水をたたえている。~


~街中に、これほど豊かな自然と静かな場所が残っているのは奇跡のようだ。あたかも隠された「宝石」のように。~




【境内】
右本堂は国宝。

【本堂】
「伎芸天(ぎげいてん)のおわす秋篠寺」、不思議な魅力をもつ天女(重要文化財)がいらっしゃいます。伎芸天の像は中国では多く見られるようですが、日本では秋篠寺にしか存在しないようです。
~少し右のほうから見ると、かすかに首をかしげたような感じがする。流し目、と言っては失礼かもしれないが、こちらのほうへ視線を向けているような、向けていないような、なんともいえない表情をしていらっしゃる。どうしても気になってしかたがない。見つめていると、いつまでもそばを離れたくない、という気持ちにさせられてしまう。~

【大元堂】

【開山堂】

【十三重石塔】

【鐘楼】



【南門】

奈良時代末期780年頃、光仁天皇の勅願によって建立されました。平城京西北の外れ「秋篠」の地に建てられたためこう呼ばれています。平安時代末期に戦火のため伽藍の大部分を焼失し、鎌倉時代には今の本堂がもとの講堂の跡に再興されましたが、金堂や東西両塔の跡は雑木林になってしまっています。本堂には25体の仏様が安置されていて、間近にお会いできます。圧巻でした。
東西両塔の跡の雑木林が、またお寺の雰囲気とマッチしています。
雑木林抜けたところに金堂が見えて、思わずため息です。
奈良のお寺は、他の場所にあるお寺と違うはるかはるか昔の香りがします。
とてもいいお参りができました。

東門

香水閣

清浄香水

忠魂碑

十三社

境内の雑木林

雑木林

本堂(講堂)

かみなり石

鐘楼

鎮守社

役行者石像

十三重石塔

大三元堂
日本で現存する唯一の芸能の神、伎芸天にみとれてしまいました。首を少し左に傾げ、モナリザのような最高の微笑です。くちびるも少し開いて何か語りかけそうな感じ。本堂には本尊の薬師如来像をはじめ多くの仏像があり、これらは口を閉じて強い意志を感じさせますが、伎芸天は生身の人間感が強く、ひきこまれます。体は鎌倉時代ですが、ひときわ黒い頭部は天平時代。1300年前のほほ笑みは今も見る人をとりこにするようです。
本堂の左端にある五大力菩薩も見応えがありました。憤怒の表情の5体に囲まれ、圧倒的な迫力です。
また、境内はこけがきれいです。東京の大学で演劇を勉強する娘にお守りを買って帰りました。
こけの緑が色鮮やかです。
本堂。伎芸天はこの中。
境内の梅が花開いていました。
伎芸天のお守り。芸術家、芸能の方のお参りも多いそうです。

秋篠寺をご参拝しました。
境内の苔が非常に美しいお寺です。
御朱印は大元堂の特別開扉がある6月6日のみ、年に1度しか頂けません。
東門
別院
香水閣
十三社
本堂
鐘楼
大元堂
開山堂
霊堂
十三重塔
萬霊供養塔
本坊・寺務所
南門
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