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春日大社ではいただけません
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かすがたいしゃ

春日大社のお参りの記録(1回目)
奈良県近鉄奈良駅

投稿日:2021年04月11日(日)
参拝:2021年3月吉日
768年に称徳天皇の勅命により創建。
国家国民の守護神であり藤原氏の氏神として朝廷からも手厚く保護され、現在では全国三千社以上の春日神社の総本社です。
藤原氏の氏神・氏寺の関係から興福寺との関係が深く、春日社は法相擁護の神であるとして、947年から春日社の社領で読経を開始し、江戸時代まで神仏習合の状態が続いていました。
平氏の南都焼き討ちに際し、春日東西両塔は罹災したが、春日社には平氏の乱入がなく、かえって南都復興が公家・武家から祈願され春日社は栄えます。
明治四年に官幣大社春日神社、昭和21年春日神社を春日大社に改称。
石燈籠などを観ると、現在も春日社を継承しているようです。

参道部分と本社関係を分割して投稿します。
参拝が三月でしたので華やかな草木の絵が無く寒々してますが、藤の花が咲くころがお勧め。
今年になって御朱印は書置きでした。
私もその一人ですが、朱印帳の直書きにこだわりのある方はご確認ください。
春日大社には二千を超える石燈籠があると言われ、有名な燈籠も数多くあり一冊の本が書けるほどあるようです。ご興味のある方は研究してみてください。
春日大社の鳥居
一の鳥居
平城京の東京極となる東七坊大路(京街道)に面し、三条大路(三条通り)の東端に位置します。
木造の春日鳥居で柱間5.2m、高さ6.75m、柱径98cmの大鳥居。
社伝では836年創建、文献上では11世紀中ごろには確認されるようです。
江戸時代の1634年に造り替えされて事が知られるが、その後の沿革がはっきりせず、現在の鳥居の建設年次がはっきりとしません。
昭和36年9月16日の第二室戸台風で倒れ、修理復旧されています。
柱は八角の杉柱を心柱とし、桶側式に檜厚板16枚を張りたて円柱として、地下1.9m下の礎石上に掘立として建てられています。
春日大社の自然
影向の松 ヨウゴウノマツ
春日の神の姿が現れたという、周囲3.3m樹高18m、樹齢約300年の黒松であったが、平成になって枯死し、後継樹が育っています。
能舞台の鏡板に描かれる松は、神の依代でこの影向の松がルーツだと。
春日大社の建物その他
春日塔跡
奈良国立博物館横の敷地内にその遺構が残る春日社の塔。
西塔は1116年に関白藤原忠実によって建てられ、東塔は1140年鳥羽上皇によって建てられる。
興福寺の五重塔と同じとされています。
治承の兵火で焼失、東塔は1217年・西塔は1246年に再建されるが、1411年の雷火でいずれも焼失、その後再建されていません。
春日大社の建物その他
馬出橋 まだしのはし
一の鳥居の東約150m付近にある参道最初の橋で幅約9m・長さ1.2mで、気付かずに通り過ぎる事が多いです。
春日若宮おん祭りの流鏑馬・競馬の出発点とされます。
もとは木橋で明治27年に、現在の擬宝珠高欄の石橋になっています。
春日大社の自然
ムクロジの大木
木の上部より竹が育っています。
春日大社の建物その他
春日若宮御旅所
1136年に始まったとされる春日若宮おん祭りの御旅所で、ここに仮宮をを建て神幸を仰ぎ一日の祭礼が奉賽されます。
春日若宮おん祭りは、12月に斎行される大和一国を挙げての大祭で、その中心的な祭典がここで行われます。
中央の芝舞台は芝居の語源とも言われています。
御旅所の右側にある長蔵は、明治初年に大乗院の長屋門の材を転用したものと言われています。
春日大社の庭園
浮見堂
宗教施設ではないので浮御堂とはなっていません。
春日大社の庭園
片岡梅林
古い年輪を重ねた木が多いです。
春日大社の建物その他
石燈籠
参道を横切る自動車道を渡った南側に、おそらく一番大きな石燈籠があります。
明治四十年に大阪の砂糖商伊藤茂七が寄進した石燈籠がデンと。
明治の汚職事件に、日本製糖会社が台湾における製糖を保護する法律の延長改正法案を通過させるため、有力衆議院議員を買収した日糖事件。
伊藤茂七は、この日本製糖会社の重役で、燈籠を寄進した翌年に逮捕されています。
お役人様に対する賄賂と接待は、今も昔も同じということですね。
春日大社の庭園
雪消の沢 ゆきげのさわ
古歌によく詠まれる有名な泉となっていますが、
鹿の水浴びで、水の少ない時は泥だらけの小池です。
春日大社の庭園
飛火野
雪消沢の東南一体は、明治23年に奈良離宮の用地となった場所。
大正14年に春日大社境内地に編入、春日野の原植生を物語るイチイガシの巨木が点在します。
明治41年、秋期陸軍特別大演習の賜宴会場として使用され、その玉座跡に記念して植えられた玉座の楠が大きく枝を広げています。
春日大社の建物その他
馬止橋 まどめのはし
万葉植物園・荷茶屋の前、水谷川が飛火野へ分水される流れに架かる橋。
馬場の終点に架かる橋。
ここは複数の道に分かれる分岐点であることから、仏教における六道輪廻を表す六道と繋がり、鎌倉時代には春日野の下には地獄が有るとする春日地獄の思想から、春日明神を信仰する人は地獄に落ちたとしても、地蔵菩薩がが救い出してくれるという信仰が広まっていました。
春日大社の建物その他
鹿苑
明治三十四年から武徳会の春日野馬場があった所で、昭和天皇の即位御大典を記念し、昭和四年に現在のコンクリート製の鹿苑が作られました。
鹿の角切りは、江戸時代第四代奈良奉行の溝口信勝が1672年に始めたもので、、中断再開を繰り返して現在にいたります。
春日大社の末社
末社 壷神社
南郷(高畑)と北郷(浮雲)の春日社家町の鎮守を明治十一年に合祀いたもの。
酒造業者の信仰により再興寄進される燈籠が多い。
春日大社の建物その他
車舎 くるまやどり
二の鳥居より以内は古くから乗物禁止、これから先の参道は石段が続き牛車は無理。
車舎は文字通りの車庫で、参詣時に牛車を置いた場所。
現在の建物は1632年のもの。
春日大社の末社
祓戸神社
瀬織津姫を祀る。本地仏は阿弥陀如来とされた。
祓の神で春日参詣にあたっては、社前の祓戸燈籠の火袋に置かれた祓串で自祓をおこなっていたとのこと。
春日大社の動物
祓戸神社の傍らには畳石があります。
畳一畳程度の大きさの石が無造作に、工事の石材の余分かと思いきや、
八万六千六百五十四の蛇毒神を封じてあると。
ピンときません。
春日大社の鳥居
二の鳥居
春日大社の手水
伏鹿の手水所
明治八年に造られた手水所。
当初の銅製鹿は昭和十八年に戦争で供出。現在の鹿は昭和二十八年のもの。
水鉢はもと榎本神社前にあったもので、横井宗清の寄進銘。
横井宗清は高天町の酒屋で寛永二(1625)年から14年間、毎年春日社に石燈籠を寄進しており、14基が確認されている。
春日大明神を念じ、博打で財を成したと伝え、寛永十九年に火災で財産を失ったのは神罰だと噂したと伝えます。
春日大社の建物その他
剣先道
参道から分かれ、藤鳥居を経て慶賀門に至る道で、藤原一門のみの参詣道とされる。
剣の先の形に石が敷かれ、剣先石は決して踏んではならないとされた。
藤の花が咲くころには通行も増えますが、かなり踏まれています。
春日大社の建物その他
到着殿
平安時代の989年、一条天皇の行幸時に行在所として用いられたという。
勅使参詣の際の到着をここで記す。現在の建物は1413年のもの。
春日大社の庭園
若草山を望みます。
日本固有の芝に覆われたなだらかな山、江戸時代からワラビ摘み・野遊びの山だあった。菅笠を三重にかさねたような山容から「三笠山」と呼ばれていました。
この呼称は幕末から明治初期に始まったようで、春日社の御蓋山(三笠山)との混乱が生じた。
昭和10年の三笠宮の官号制定により「三笠山」では不敬ということで「若草山」への統一が図られた。
山焼きの起源については、興福寺と東大寺の境界争いが五万日の奉行預かりとなり、境となる山を焼くようになった。
境界を双方立ち合いの上で焼き払って和解したのが起源とされていたが、十世紀頃には芝山となっており、江戸時代には毎年正月に野焼きを行っていたようで、最もらしい起源となっていますが、本当のことは、さて。
3月の第三土曜日から12月第二日曜の日中は入ることができます。
山頂の牛ケ墓や弁慶石、体力と気力が充実している時に登ってみます。
大正時代にはエスカレーター計画もあったようですが、不許可で正解でした。
春日大社の動物
鹿さん
明治初期の廃仏毀釈によって鹿を保護する機運が失われ、初代県令である四条隆平は、鹿は神仏の使いであるとの迷信を払拭するため鹿狩りを行った。
鹿はすき焼きにして食べられ、一時期絶滅の危機に瀕するほど頭数減らしました。
まどろむ鹿や、鹿せんべいを追いかけている姿に、住みやすい場所になったようです。
奈良の住民は早起きである。自分の家の前に死んだ鹿がいると大変なことになるから、早く起き死んだ鹿が家の前に置いてあったら、こっそり隣の家の前に移動しておかなければならない。だから早起きなんだと、有名なお話し。

すてき

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