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東大寺ではいただけません
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とうだいじ

東大寺のお参りの記録(3回目)
奈良県近鉄奈良駅

投稿日:2021年03月20日(土)
参拝:2021年1月吉日
東大寺の投稿三回目で上院を周ってみました。
明治維新の廃仏毀釈は深刻な影響を与え、廃藩置県による寺領の消滅や境内地の上地は大仏殿などの巨大な堂宇を持つ東大寺には、大変な苦労があったと思います。
明治八年には北林院など八ケ寺を取り壊し、十一年には物持院の建物や建具を売却。
先人たちの苦労に感謝します。
東大寺の末社
辛国神社
辛国氏は渡来系の氏族で鍛冶を職として天皇に仕えたとされます。
東大寺の気比神社の東南に辛国堂が現存し、東大寺創建事業における功績を評価し現在まで大事にされています。
金鷲行者時代の良弁と法力比べをした辛国行者(役行者の弟子、韓国連広足とも)を祀ると言われています。
法力比べで辛国行者の投げた剣が納められた所が勧進所にある剣塚だとされています。
辛国氏に対する金鷲業者(良弁)の優位は動かず、金鷲業者が住んで修行を重ね聖武天皇の目に留まって得度が許されたゆかりの金鐘寺が、法華堂として東大寺の主要な伽藍の一つとなり国宝になっている現状が金鷲優位を示しています。
東大寺の建物その他
俊乗堂
治承4年東大寺大仏を焼いた平重衡の軍勢の先陣をつとめた阿波民部重能(田口成良)の贖罪救済のために俊乗坊重源上人が建てたという浄土堂の旧地で、重源五百年忌として1704年公慶上人が、その跡に大仏殿の余材で建立したとされます。
堂の中央には国宝「重源上人座像」が安置されています。俊乗忌や良弁忌に参拝できると思いますが。
東大寺の建物その他
行基堂
江戸初期の建築と想われます。
内部は寄棟造り・唐様の厨子を安置し、行基菩薩坐像を祀ります。
東大寺の建物その他
念仏堂
鎌倉時代の建築。本尊は俊乗坊重源上人あるいは宋人陳和卿の作と伝えられる地蔵菩薩であり、地蔵堂と呼ばれていました。
江戸時代初期に、1567年の兵火で失われた浄土堂にあった聖武天皇護持という冠の舎利や、重源上人の遺品等がこの堂に移され念仏堂と呼ばれるようになる。
伝説では、摂津の遊女屋藤本権守の建立といわれます。重源上人が藤本宅にあった「夜泣きの地蔵」を胎内に納めたといわれます。
東大寺の建物その他
鐘楼
現存の鐘(国宝)は鐘楼建立時(752)の物と想われます。鐘楼は1180年の兵火では焼け残ったが栄西の建立と想われます。
鐘の音は十里四方に響くとされ、剛力で知られた鎌倉武士の朝比奈三郎が力まかせに撞き、その大音響で奈良中の鍋釜が割れたとスケールの大きな逸話も。
東大寺の建物その他

日本の三大鐘「奈良太郎」の名を持つ大鐘、重量2.6トン、・高野次郎・吉野三郎。
普通の鐘が撞座(丸く浮き彫りの部分)を撞くのに対して、東大寺の大鐘はそれより下の位置を突くようになっていますが、音を抑えるためそれともより大きくするため、どちらなんでしょうね❔。
東大寺の建物その他
大湯屋
五十人風呂・千人風呂とも呼ばれ、毎月晦日に焚かれたという。
堂内にある鉄湯船には建久11(1197)年の重源上人の寄進銘があり、二十八石入りの大釜(直径2m・深さ72cm)として知られています。
底に栓があり現存最古の鉄製湯槽とされます。湯屋は蒸し風呂でなく、取り湯・湯浴み施設と考えられています。
東大寺の建物その他
閼伽井屋 あかいや
修二会に際し3月12日(13日午前1時過ぎ)に屋内にある井戸より、本尊十一面観世音菩薩にお供えする御香水(閼伽水)を汲む儀式を行う所。
752年実忠和尚が二月堂で初めて修二会を行い、諸神を勧請した際若狭国の遠敷明神が献じたものであることから「若狭井」とも呼ばれる。
現在の建物は十三世紀初期の再建と想われます。
東大寺の建物その他
閼伽井屋の屋根の鵜
東大寺の閼伽井屋の井戸は遥か遠くの若狭遠敷川の鵜の瀬まで通じていると言われ、実忠が修二会を修し全国の神々を招いた時、若狭の遠敷明神が漁に没頭して遅参したため、お詫びとして若狭の聖水を二月堂の観音に捧げる約束をした。
明神が二匹の鵜を遣わしたところ、東大寺の二月堂下の岩から鵜が飛び出し、その跡から香水が湧き出したと伝えられる。
この萌えの伝説にちなんで閼伽井屋の屋根には鵜の焼き物が据えられています。
東大寺の建物その他
開山堂
良弁の像(国宝)を祀り良弁堂とも呼ばれる。良弁の命日・12月16日のみ開扉。
前庭に奈良三名椿のひとつ「糊こぼしの椿」があります。他は白豪寺五色椿、殿香寺武士椿。
東大寺(奈良県)
興成神社 コウジョウ
修二会行法を守護する三社のひとつ。遠敷明神が若狭より送水したおり、黒・白二羽の鵜が岩盤を打ち破って飛び出し、その後から甘水湧出したのが若狭井で鵜を祀ったのがこの興成神社。
平安期には既に現在地に鎮座していたと想われています。
東大寺の末社
飯道神社 ハンドウ・イイミチ
大仏初建の地である紫香楽しがらきに関係しています。
東大寺の本殿
四月堂
三味堂・普賢堂とも称されます。もとは普賢菩薩を本尊としていたために普賢堂とも呼ばれ、法華三昧会がこの堂で四月に行われたため三昧堂・四月堂と呼ばれます。
東大寺の自然
良弁杉
幼児、良弁が大鷲」にさらわれてきて置かれて杉とされています。
現在の杉は昭和42年に植えたもの。先代の杉は樹齢450年、昭和36年の第二室戸台風で倒壊。
東大寺の建物その他
二月堂
東大寺で最も身近なのがお水取りの二月堂。
修二会 本来は2月1日から14日までの行事だったが、新暦の採用に伴って1873(明治六年)からはひと月遅れの3月1日から行うことに改められ今日に至っています。
大仏開眼した752年、開山良弁の高弟である実忠が始めたもので、以来一度も途切れる事無く続けられています。
行法に参加する11名の僧侶は東大寺とその末寺から選ばれる練行衆と呼ばれ、まず2月20から末日まで戒壇院の別火坊で精進潔斎の生活を送ります。
3月1日から二月堂で本行が始まる。大松明は童子という役割の人が道明かりとして松明をかかげて練行衆を堂内に送り込んだあと、その松明を舞台に持ち出して火を振り回す。
特に12日夜は籠松明と呼ばれる巨大な松明を用い、火の粉が雨のように舞台から降り注ぎます。
13日午前2時頃、練行衆が本尊に供える香水を二月堂下にある閼伽井に汲みに行くのが「お水取り」。
この行法が修二会の代名詞のようになっており、修二会は3月14日深夜におわります。
1667年行法中に堂内から出火焼失し、現在の建物はその2年後に再建されています。
東大寺の建物その他
遠敷神社  おにゅうじんじゃ
二月堂の北東にあるが、様式から見ると十九世紀の再建とも。
遠敷明神が閼伽水を献じたとの伝承は「東大寺要録」に載っており、平安時代には二月堂付近に勧請されたものと想われます。
東大寺(奈良県)
観音堂
西国三十三所のお礼参りに参拝される方もおられます。
東大寺の建物その他
法華堂(三月堂)
東大寺の建築の中では最も古く、寺伝では東大寺建立以前にあった金鐘寺の遺構とされています。
752年の図には「羂索堂」とあり不空羂索観音を本尊と祀るお堂である。旧暦3月に法華会が行われるようになり、法華堂または三月堂と呼ばれるようになったようです。
もとは数寄屋造りの正堂と礼堂が軒を接して建つ配置であったが、、鎌倉時代に礼堂を入母屋造りに改築して二棟を繋いでいます。
正堂は天平初期の建築ですが礼堂は鎌倉時代の建築で、床下や屋根の部分を観ると二棟を繋いだことが解ります。
執金剛神像の特別開扉は12月16日の良弁僧正の忌日です。
堂前の法華堂燈籠は鎌倉時代で重文、形の整った六角石灯篭の優品ですが一部が欠けています。
東大寺の建物その他
法華堂経庫
もと正倉院の西にあった庫院・地蔵院校倉で1696年にこの地へ移建。平安前期のものとされています。
地蔵院にあったもう一棟は1687年に勧進所に移建され経庫となっています。
校倉の組み方がまじかで観られます。
東大寺の建物その他
不動堂
御朱印を頂けますが、閉まる時間が早いので気をつけてください。
東大寺の建物その他
手向山八幡宮本殿
奈良時代聖武天皇が大仏を造営時に、これに協力のため749年に宇佐から八幡宮を迎え大仏殿の近く鏡池の東側に鎮座し東大寺を鎮守。
鎌倉時代の1250年に北条時頼によって現在地へ遷座。
祭礼は転害会と呼ばれ十月五日、これは宇佐から遷宮の時に東大寺転害門から入られたことに起因すると伝えられ、転害門を御旅所として神輿がでます。
東大寺側や若草山よりの鳥居には手向山神社とあり、法華堂よりの鳥居は手向山八幡宮となっています。
東大寺の建物その他
手向山八幡宮 石燈籠
古い石燈籠が多く見られますが、あまり手入れや補強は為されていないようです。八幡宮のロゴマークの向き合う鳩は、古くから使われていたようです。
東大寺の建物その他
手向山八幡宮 大国殿の御鈴
叶緒の鈴束、なんだか願いを聞きとどけてくれそう。
東大寺の建物その他
手向山八幡宮 宝庫
転害会の国宝馬具・宝輦等が収まっていた。奈良時代の校倉造の蔵。屋根に鴟尾が乗っているのが珍しいです。大きなネズミ返し等をまじかで確認できます。
もと東大寺持宝院の北にあった油倉で(奈良時代)で、1816年にこの地へ移建。

すてき

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