律宗
西方院へのアクセス
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駐車場に関する投稿
奈良県寺巡りの3寺目は、奈良市に在る唐招提寺の塔頭の菩提山 西方院です。唐招提寺の奥の院と称されます。唐招提寺の南大門から前の通りを西へ約300mの所に在ります。元は唐招提寺の境内に在りましたが、南北に通る近鉄橿原線により分断されて飛び地になりました。
律宗で、本尊は阿弥陀如来。
この阿弥陀如来立像は、快慶作で重文です。
拝観には事前予約が必要で、雨天時は拝観不可のため天候が安定しない時期の予約は難しいし、直近にならないと天気予報がわからないため予約には正直難儀します。
1236~1244年に創建されたと考えられており、開基は慈禅上人と伝わります。
明治の廃仏毀釈により荒廃し無住の時期もあり、本尊は複数回盗難に遭い、幸いにも戻って来て昭和初期に東京国博に寄託され、調査により快慶作と判明しました。1982年に本堂兼収蔵庫が完成し、1984年に遷座。しかし、阿弥陀三尊形式だった事は間違いなく、脇侍の観音、勢至菩薩や光背、台座が行方知らずなのは誠に残念です。
唐招提寺の駐車場(有料・時間制)に停めたまま歩いて向かいました。山門をくぐると庫裏で、拝観予約した者ですと告げるとご住職のお嬢様?が出てこられて、左側の奥に在る本堂に案内頂きました。本堂は収蔵庫にもなっており鍵を開けて頂いて堂内に。厨子に阿弥陀如来立像です。墨書銘から快慶が法眼の時(1208年以降)の作で、快慶晩年頃の作。高さ1m、玉眼。何躯も快慶作の阿弥陀如来立像を拝見していますが、微妙に其々少しずつ違いがあり、趣きがあります。どの像もとても素晴らしい。
その他境内には礼堂、五輪塔、等々。ご住職が不在との事で書置きの御朱印を頂きました。
御朱印
山門
礼堂
本堂
本尊・阿弥陀如来立像(快慶作、重文)
(ネットから転載)
證玄の五輪塔(県指定文化財)
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