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すわたいしゃ

諏訪大社のお参りの記録(2回目)
長野県茅野駅

投稿日:2021年08月18日(水)
参拝:2018年7月吉日
個人的に自然の力強さ、その自然と共に生きる人々の勇猛さ、というものを一番感じさせてくれる神社さんです。

ただ蛙狩神事、御頭祭という動物供物儀礼があるため、動物愛護の観点から批判も受けることもあるようです。

私個人は「狩猟民族こそ動物の強さを理解し、敬意を払っている」と思っています。

よく日本では「欧米は狩猟文化」と言われているようですが、これは私から見れば大きな勘違いです。

欧米は「牧畜」文化です。キリスト教も牧畜が前提で、「動物と植物を支配せよ」と聖書に書いてありますし、なによりイエス・キリストは羊飼いです。

英語では農耕も牧畜も agriculture で表現されます。日本語には農耕と牧畜を統合する言葉、つまり「植物も動物も人間の支配下におき、生産管理する」という用語がないからの混乱だと思います。

農耕(植物)VS狩猟(肉食)のような安易な対立概念を持つ人が多いように見えるのは、英語の agriculture の守備範囲が日本語とすこし違うことによる勘違いもあると思います。

家畜化は種の中でも従順な個体を交配して、その人間に従う特性を固定します。オオカミをイヌへ、そしてイノシシをブタにすることは自然を管理下に置く行為で、敬意など払ってはいません。

植民地支配も人種差別も「色付きサル」を「支配するべき動物」とみなすことで、奴隷にする理屈を正当化しました。これを「牧畜文化」と言う以外の表現がほかにないと思います。

反対に自然に敬意を払うのは狩猟民族です。アイヌのイオマンテ(熊を下界に降りた神とみなし天へ送る)、マサイの通過儀礼(ライオンを倒すことで成人と認められる)など、狩猟民族で動物を見下す民族はいないはずです。自然は強く偉大だからです。

現代でもインドア系の人よりも、ハイキングやキャンプをする方ほど、クマやイノシシに山で出会う恐怖とリスクをよく知っているはずです。彼らは自然の中では人間より圧倒的に強いからです。

動物の命に偉大なるパワーを見出すからこそ、動物が供物となります。御柱祭はキケンだからこそ、神への儀礼になります。人間が亡くなるならそれこそ人身御供なのでしょう。

「危険だから」「動物愛護に反する」というのは近代の発想です。昔の人たちが代々つないできた営みを「近代のきれいごと」で断罪する前に、しっかりとそれに目を向け敬意を持つべきです。

いかなるものであれ、私は「古代から前近代の人々の自然や伝統への敬意の払い方」へ正当な評価を加えたうえで、過去の儀礼の変更が行われるべきだと思います。

時代ごとの正当な理由が何らかの形であるにせよ、もう明治の廃仏毀釈のような一過性のイデオロギーによる断罪は起こってほしくはありませんから。
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諏訪大社(長野県)
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すてき

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