すわたいしゃ
諏訪大社
公式長野県 茅野駅
参拝自由
前宮授与所午前9時より午後4時まで
本宮授与所午前8時半より午後5時まで
春宮授与所午前8時半より午後4時半まで
秋宮授与所午前8時半より午後5時まで
※コロナウイルス感染症対策により変更の可能性あり
すわたいしゃ
公式長野県 茅野駅
参拝自由
前宮授与所午前9時より午後4時まで
本宮授与所午前8時半より午後5時まで
春宮授与所午前8時半より午後4時半まで
秋宮授与所午前8時半より午後5時まで
※コロナウイルス感染症対策により変更の可能性あり
閉門間近に行ったので慌てて参拝ぎりぎり御朱印をもらうことができた。そして人がいてもいなくても行われている祈りの儀式が見られて、とても神聖な心改る時間だった。
個人的に自然の力強さ、その自然と共に生きる人々の勇猛さ、というものを一番感じさせてくれる神社さんです。
ただ蛙狩神事、御頭祭という動物供物儀礼があるため、動物愛護の観点から批判も受けることもあるようです。
私個人は「狩猟民族こそ動物の強さを理解し、敬意を払っている」と思っています。
よく日本では「欧米は狩猟文化」と言われているようですが、これは私から見れば大きな勘違いです。
欧米は「牧畜」文化です。キリスト教も牧畜が前提で、「動物と植物を支配せよ」と聖書に書いてありますし、なによりイエス・キリストは羊飼いです。
英語では農耕も牧畜も agriculture で表現されます。日本語には農耕と牧畜を統合する言葉、つまり「植物も動物も人間の支配下におき、生産管理する」という用語がないからの混乱だと思います。
農耕(植物)VS狩猟(肉食)のような安易な対立概念を持つ人が多いように見えるのは、英語の agriculture の守備範囲が日本語とすこし違うことによる勘違いもあると思います。
家畜化は種の中でも従順な個体を交配して、その人間に従う特性を固定します。オオカミをイヌへ、そしてイノシシをブタにすることは自然を管理下に置く行為で、敬意など払ってはいません。
植民地支配も人種差別も「色付きサル」を「支配するべき動物」とみなすことで、奴隷にする理屈を正当化しました。これを「牧畜文化」と言う以外の表現がほかにないと思います。
反対に自然に敬意を払うのは狩猟民族です。アイヌのイオマンテ(熊を下界に降りた神とみなし天へ送る)、マサイの通過儀礼(ライオンを倒すことで成人と認められる)など、狩猟民族で動物を見下す民族はいないはずです。自然は強く偉大だからです。
現代でもインドア系の人よりも、ハイキングやキャンプをする方ほど、クマやイノシシに山で出会う恐怖とリスクをよく知っているはずです。彼らは自然の中では人間より圧倒的に強いからです。
動物の命に偉大なるパワーを見出すからこそ、動物が供物となります。御柱祭はキケンだからこそ、神への儀礼になります。人間が亡くなるならそれこそ人身御供なのでしょう。
「危険だから」「動物愛護に反する」というのは近代の発想です。昔の人たちが代々つないできた営みを「近代のきれいごと」で断罪する前に、しっかりとそれに目を向け敬意を持つべきです。
いかなるものであれ、私は「古代から前近代の人々の自然や伝統への敬意の払い方」へ正当な評価を加えたうえで、過去の儀礼の変更が行われるべきだと思います。
時代ごとの正当な理由が何らかの形であるにせよ、もう明治の廃仏毀釈のような一過性のイデオロギーによる断罪は起こってほしくはありませんから。
諏訪大社は、長野県の諏訪湖周辺に2社4宮の境内をもつ神社。式内社(名神大社)、信濃国一之宮、旧社格は官幣大社、現在は神社本庁の別表神社。全国に約25,000社ある諏訪神社の総本社。
諏訪大社には上社と下社があり、上社は諏訪湖南岸にあり本宮(ほんみや)と前宮(まえみや)の2宮からなり、下社は諏訪湖北岸にあり秋宮(あきみや)と春宮(はるみや)の2宮からなる。上社と下社は遠く離れているため実質的には別の神社。上社と下社で社格に序列はない。また4宮の参拝順序に決まりはない。
諏訪大社は、日本で最も古い神社の一つとされ、古事記では出雲を舞台に国譲りに反対して諏訪まで来て国を築いたとあり、日本書紀では持統天皇が勅使を派遣したと記されている。
神社としての特徴としては本殿と呼ばれる建物がない、古代の神社の様式を残しており、秋宮は一位の木、春宮は杉の木を御神木とし、本宮と前宮は御山・守屋山を御神体として拝している。(以上は諏訪大社公式HPでの説明。実際には、前宮は古くは本宮の摂社であった関係で本殿がある。また明治期までは上社の御神体は守屋山ではなく、諏訪家出身の大祝(おおほうり)が「御正体」(依代;よりしろ)、現人神として崇拝された。)本宮・秋宮・春宮には、本殿がない代わりに、それぞれに2つの宝殿がある。
もう一つの特徴は、社殿の四隅に御柱(おんばしら)と呼ぶ木柱が立っていて、6~7年に一度、「御柱祭」が開催されることでも知られている。
諏訪大社4宮はすべて諏訪湖周辺とは言え、上社・下社で10km以上離れている上、公共交通機関の本数が少なく便が良くないため、車がない場合には事前に綿密なプランが必要。今回自分は公共交通機関と徒歩で4社を1日で回るため上諏訪駅近くで前泊し、午前中に上社(本宮・前宮)をバスで往復、昼に上諏訪駅から下諏訪駅までJRの列車に乗って移動し、午後に下社(秋宮・春宮)を徒歩で回るプランを立てた。
<上社・本宮>は、JR中央線・上諏訪駅から南へ6km、守屋山の山麓に鎮座。朝8時出発で本数の少ない公共バス(諏訪市・かりんちゃんバス)に乗り1宮目として参拝。平日朝ということで、バスは老人や学生のみ。
本宮は、境内として広い敷地があって、幽玄な雰囲気さえある巨大な古木が林立し、歴史と趣のある建物がぞろぞろ並ぶ、いわゆる名社の要素がすべて揃っている。特別神社好きではない人が参拝しても、すごい神社に行ったと記憶に残る神社。ただ、残念だったのは一部の主要な建物が改修工事中で、見て廻ることができなかったこと。これも「再度参拝せよ」ととの神の思し召しか。
本宮では、平日朝早めということで、参拝者はぱらぱら程度。ほとんどがリタイアしているかいないかぐらいの夫婦とか一人とか。
北参道鳥居。
北参道手水舎。
温泉手水。
雷電像。幕末に信州小県郡大石村が生んだ名力士。像の前に原寸大の手形があるが、本気でデカい。
清祓池。
<塀重門>への階段と<一の柱>。<塀重門>は国指定重要文化財。
一の柱。樅(モミ)の木。ここから時計回りに神域を囲むように4本建てられる。
五穀の種池。春に種もみを浸し浮き沈みで豊凶を占った池。
上社筒粥殿跡。小正月に白米・小豆・葦の筒束を大釜で炊き、粥の状態で世の中と農作物の豊凶を占った場所。
下社・春宮では現在でも神事を開催。
天流水舎。国指定重要文化財。
神楽殿。1827年建立。国指定重要文化財。
相撲土俵。
五間廊。1773年建立。廊下様式切妻造り。国指定重要文化財。
勅使殿。1690年建立。切妻流れ正面大唐破風造り。国指定重要文化財。
神馬舎(しんめしゃ)(駒形屋)。国指定重要文化財。
<二の柱>と<千年大欅(けやき)>。境内最古の樹木。
東参道鳥居。こちらが正門。
ただ正門と言いながらも、神橋のその先は工事中?
この先には、絵馬堂、摂末社遥拝所、大国主社、東御宝殿、四脚門(国指定重要文化財)、
西御宝殿などがあるはずなのですが、残念ながら改修中のようです…涙
神橋渡ってすぐ左、<三の柱>遥拝所。
改修現場手前左手、出早社(摂社)。
東参道鳥居からの建物がすべて改修中につき、元来た道を戻って<塀重門>への階段を登り、
順路に従い右方向に進んで<入口門>を入る。
入口門入ってすぐ左手に、立派に苔むした<温泉手水>。
そのまま左方向に進み<参拝所>に向かう。
参拝所を進む。
斎庭の向こう側、中央は拝殿、その背後は幣殿、左右に片拝殿。建物4点いずれも国指定重要文化財。
見た目美しい拝殿。
参拝所の右手から斎庭を望む。右手建物は<神饌所>。
参拝所の左手から斎庭を望む。右片拝殿に直角に繋がるのは<脇片拝殿>でこちらも国指定重要文化財。
この脇片拝殿の向こう側(右側)に<硯石>がある。
角度をずらしても、見た目美しい拝殿。
勅願殿。
入口門入って正面に見える<宝物殿>。
<四の柱>遥拝所。
宝物殿の右隣にある<待合所>と<参集殿>。
入口門入ってすぐ右手の<授与所>。
交通安全祈願殿。塀重門の前の階段を下りて左手すぐにある。
交通安全祈願殿の隣に<高島神社>がある。
そのまま進むと突き当りに社務所。御朱印はこちら。
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