東陽山定継寺

長野県 時又駅

兎城に居を構えていた桃井定継の菩提寺として建てられたので、定継の名前をそのまま寺名としている。開山は南北朝期とも言われ古い。現在は京都妙心寺派臨済宗の禅寺である。
寺の法器であった雲板は天文23年(1553)の年紀があり、飯田市文化財である。
なお、このお寺は明治5年学制頒布に先立って寺子屋講学会所が作られ、明治6年に明倫小校と名付けられた。現在の小学校の前身の一つである。