薬祖神社

長野県 松本駅

「くすりの神様」が鎮座する、癒やしの聖地
平成19年10月、城下町松本に竣工された薬祖神社。薬業界の安泰と商売繁盛を祈念し、「くすりの神様」を祀るこの神社は、地元の人々だけでなく、多くの人々に親しまれています。

●古くから人々に愛されてきた「薬祖水」

神社のすぐそばには、「日の出の泉」と呼ばれる「薬祖水」が湧き出ています。この水は、他の井戸が枯れても決して枯れないと伝えられており、古くから人々に利用されてきました。豊かな水が満たされた木製の三段水槽があります。現在は工事中でした。

●歴史と信仰が紡ぐ物語

薬祖神社に祀られている御祭神は、「大己貴命（大黒主命）」と「少彦名命」。大己貴命は福徳を授ける神として、少彦名命は医学の祖神として人々に崇められてきました。この二神は、薬草によって病に苦しむ人々を救ったと伝えられています。

●「平成の名水百選」に選ばれた水

薬祖水は、「まつもと城下町湧水群」の一つとして、「平成の名水百選」にも選ばれています。清らかな水は、地元の薬業関係者の熱意によって整備されています。

●周辺

薬祖水の近くには、「伊織霊水」というもう一つの湧水も存在します。また、「勤労者福祉センター」の敷地には、「日の出の井戸」も整備されています。