浄土宗
成覚寺のお参りの記録一覧
宮城県仙台市若林区新寺に境内を構える十劫山 大乗院 成覚寺、2023.9.仙台三十三観音霊場にて参拝しました、どの様な寺院か引用を用いて調べて見ました、山号は十劫山、院号は大乗院、寺号は成覚寺、宗派は浄土宗、ご本尊は阿弥陀如来、江戸時代初期作、仙台三十三観音霊場、第十六番札所、札所本尊は聖観世音菩薩、成覚寺の創建は分かりませんが、室町時代後期の大永年中(1521~1527年)に現在の福島県伊達郡から米沢立山へ境内を移したという記録がある事からそれ以前から続いている古寺だと思われます。
当時の伊達家の当主である伊達晴宗は天正年間(1532~1555年)に本城を西山城(福島県伊達郡桑折町)から米沢城(山形県米沢市)移している事から、それに伴う異動とも考えられます。
その後、伊達家から庇護を受け、天正19年(1591)豊臣秀吉による奥州仕置きにより伊達政宗の移封先である岩出山城(大崎市岩出山)へも随行しています。
江戸時代に入り政宗が仙台城を築城し本城を仙台に移し開府すると成覚寺も現在地へ境内を遷し、修業道場学問所を開くなど隆盛したそうです。
成覚寺の寺宝に清海曼荼羅は室町時代に制作され、檀王法林寺(京都府京都市左京区川端三条上)袋中和尚の檀家から寄進されたもので、全国的に見ても室町時代に制作された清海曼荼羅は2点しかない貴重なもので、名称「清海曼荼羅図 附 浄土清海曼荼羅略記袋中著」として昭和49年(1974)に宮城県指定有形文化財(絵画)に指定されています。
木造聖観音像(木造聖観世音菩薩立像)は平安時代に行基菩薩が彫刻したと伝わるもので、桧材、像高165cm、当初は南禅寺(静岡県賀茂郡河津町谷津)に安置していましたが、高屋弥七によって成覚寺に奉納された貴重な仏像で、昭和49年(1974)に宮城県指定有形文化財(彫刻)に指定されています。特に木造聖観世音菩薩立像は仙台三十三札所第十六番として周囲の人達からも信仰の対象となっています。
成覚寺山門は仙台藩四代藩主伊達綱村の生母三沢初子の霊屋門として貞享4年(1687)に孝勝寺に建立されたもので、正面前後に唐破風がある向唐門、一間一戸、銅板葺、元々は総黒漆塗りだったとされ、正面の桟唐戸の鳳凰や扉の鏡板などに細かい彫刻が施されています。成覚寺山門は江戸時代初期の霊廟門の遺構として貴重な事から昭和61年(1986)に仙台市指定有形文化財(建造物)に指定されています
仙台新寺通り寺院巡り(18)
仙台三十三観音第十六番札所。
檜材の一木造の美しい観音様です。
観音堂
観音菩薩立像
平安時代初期のものと推測されています。
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