あえくにじんじゃ
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敢國神社ではいただけません
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敢國神社のお参りの記録(1回目)
投稿日:2022年01月27日(木)
参拝:2022年1月吉日
【伊賀国 式内社巡り】
敢国神社(あえくに~)は、三重県伊賀市一之宮にある神社。式内社(大社)で、伊賀国一之宮。旧社格は国幣中社で、現在は神社本庁の別表神社。主祭神は大彦命、配祀神は少彦名命、金山比咩命(かなやまひめ)。
当初は伊賀の神奈備山・南宮山の大岩を磐座として原始信仰が始まったとされる。社伝によると、飛鳥時代の658年に山麓の現在地に社殿を創建した。国史では、『日本文徳天皇実録』の平安時代850年条において「津神」の神階奉授、『日本三代実録』864年条において「安部神」の神階奉授、867年条の「敢国津神」の神階昇叙の記載があり、これらが当社にあたるとされる。また927年に編纂された『延喜式神名帳』に記載のある「伊賀國 阿拝郡 敢国神社 大」に比定されている。延長年間(923年~931年)には朝廷により社殿が修復されている。『源平盛衰記』の記載を初見として、伊賀國一之宮であったとされ、「南宮」との呼称も見られる。南北朝時代には、南朝の後村上天皇が行幸し、数日間の参籠の後、社領を加増している。戦国時代の1581年に天正伊賀の乱で織田信長の侵攻により社殿や古文書を焼失したが、1593年に山伏の小天狗清蔵により社殿が再建されている。江戸時代になり藤堂高虎が伊賀国に入ると、上野城の鬼門として崇敬を受け、1609年に社殿が再興され、社領107石が寄進された。明治時代に入り、近代社格制度において国幣中社に列格した。
当社は、JR関西本線・佐那具駅の南方2kmの、南宮山(標高350m)の北西麓にある。車だと伊賀一之宮ICから道のり1km弱、3分。駐車場から表参道を進むが、門前町はないようで静かな雰囲気。境内南端入口の鳥居から境内に入ると、社務所や絵馬殿等の建物があり、正面の斜面の小高いところに社殿がある。社殿の周りなどにいくつか境内社があるが、他の一宮と比べると数は少なく、範囲も広くはない。こぢんまりとして、参拝して廻りやすい印象。ちなみに関係ない話だが、松尾芭蕉は当地・伊賀郡阿拝郡の出身で、表参道入口に芭蕉の句碑が立っている。
今回は、伊賀国一之宮、式内社、旧国幣中社、別表神社であることから参拝することに。参拝時は週末の午前中早めの時間で、自分以外には数人、参拝者がいた。
※初めて訪れる地域の神社を参拝する際は、まず一之宮に参拝をしてオリジナル御朱印帳を入手することからスタートするようにしている。ただ、当社は伊賀國一之宮だが、オリジナル御朱印帳がない(全国一の宮御朱印帳はあるが、普通の御朱印帳もない)とのことだったので、やむなく同じ三重県の伊勢国一之宮の椿大神社の御朱印帳で伊賀国の神社を廻ることとした...涙
境内南西端の<表参道>入口。巨大な鳥居を期待したので、少し肩透かし。伊賀の街並みは良い感じ。
表参道を進んですぐの左側にある<芭蕉の句碑>。自分は知らなかったが、松尾芭蕉は、当地・伊賀国阿拝郡の出身。
句碑の俳句は1688年に芭蕉が当社に参拝した時のもので、「手はなかむ 音さへ梅の 匂いかな」とある。
自然や庶民生活を詩情豊かに表現する芭蕉らしい句とのこと。
句碑の俳句は1688年に芭蕉が当社に参拝した時のもので、「手はなかむ 音さへ梅の 匂いかな」とある。
自然や庶民生活を詩情豊かに表現する芭蕉らしい句とのこと。
表参道をさらに進んで左側にある<市杵島姫社>。珍しいことに、鳥居も社殿もすべてが真っ赤。
表参道の突き当りには、特に何もなし...(。´・ω・)?
表参道の左側にある<鳥居>と<社号標>。道が広くないので、鳥居と社号標を1枚の写真に収めようとするとこんな感じ。
社号標には「元國幣中社 敢國神社」とある。
社号標には「元國幣中社 敢國神社」とある。
正面から<鳥居>。大きな木彫り扁額には「敢國神社」の文字。
鳥居をくぐったところ。正面の高い場所に社殿がある。
鳥居をくぐってすぐ右側にある<手水舎>。
手水舎の左手にある<参集殿>。
参集殿の左隣にある<絵馬殿>。
絵馬殿の左手にある<桃太郎岩>。
桃太郎岩の手前にある<御神水井戸>。
鳥居をくぐってすぐ左側にある<燈籠>。
鳥居をくぐって、左前方にある<社務所>。御朱印はこちら。
いよいよ、正面の<社殿>を望む。きれいな門松と奉納旗が社殿への階段を華やかにしている。
左側の<狛犬>。そんなに古さは感じない。
右側の<狛犬>。
階段を登って、<拝殿>正面。
<拝殿>内部。奥の部分は<祝詞殿>というらしい。
拝殿の側面から見た<祝詞殿>と、その奥の<本殿>。一段高いところにあって、瑞垣に囲われている。
なお、本殿の左側には<九所社>、右側には<六所社>が建っている。
なお、本殿の左側には<九所社>、右側には<六所社>が建っている。
拝殿の正面には奉納樽がたくさん並んでいる。上段の黄金色の目立つ樽は、伊賀上野の地酒「半蔵」。
拝殿の左隣には<神饌殿>。その後ろは<神輿庫>。
神輿庫の先が、表参道と並行して伸びる<裏参道>。表参道同様、境内西側を南北に走る道に出る。
参道右側が山になっていて、境内社がぽつぽつ建っているので順に廻って行く。
参道右側が山になっていて、境内社がぽつぽつ建っているので順に廻って行く。
まずは<若宮八幡宮>。
次に<子授社>。
一つ飛ばして<神明社>。
一つ飛ばしたのはこちらの鳥居。階段を登って行く。
階段を登り切ったところには<楠社>と書かれた石碑。
階段を登り切ったところから右方向に進む。
左手に現れる<楠社>。
楠社の前から、谷側を見下ろす。神輿庫などの屋根が見える
楠社の先の最高地点にある<結社(むすびしゃ)>。
縁結びの神様ということで、皆さん授与品をくくり付けている。
結社から、本社本殿を望む。あまりはっきりは見えないが、本殿近くに小さな社殿(九所社)があるのが分かる。
戻って来て、神饌殿前から<拝殿>を望む。
神饌殿前から社務所に向かって坂道があるが、その途中に<御神木>の大杉の木がある。これは立派! (o^―^o)
社務所で御朱印を拝受する間、社殿方向を撮影。きれいな印象。
境内西端の道沿いにある当社駐車場には、<顔はめパネル>が<由緒書>とセットになっている。
昭和情緒あふれてて良いかも~♪ (^▽^)/
昭和情緒あふれてて良いかも~♪ (^▽^)/
すてき
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惣一郎1269投稿
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