くわなそうしゃ(かすがじんじゃ)
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桑名宗社(春日神社)のお参りの記録(1回目)
投稿日:2022年01月25日(火)
参拝:2022年1月吉日
【伊勢国 式内社巡り】
桑名宗社(くわな・そうしゃ)は、三重県桑名市本町にある神社。「桑名神社(三崎大明神)」と「中臣神社(春日大明神)」の2社からなり、ともに式内社で、旧社格は県社。桑名神社の主祭神は天津彦根命、天久々斯比乃命、中臣神社の主祭神は天日別命、相殿神は春日四柱神。中世以降は「春日神社」と称された。桑名の総鎮守。当社の「石鳥御神事」は天下の奇祭とも言われ、2016年に日本各地の22件の山・鉾・屋台行事の一つとしてユネスコの無形文化遺産に登録されている。
創建は不詳。平安時代の927年に編纂された『延喜式神名帳』に記載のある「伊勢國 桑名郡 桑名神社二座 小」、「伊勢國 桑名郡 中臣神社 小」にそれぞれ比定されている。中臣神社はもともと旧上野村(桑名市上野付近)の「山上」に鎮座していたが、鎌倉時代の1289年に桑名神社の境内に遷座された(異説あり)。また1296年に中臣神社は春日神四柱を勧請し、春日大明神と呼ばれるようになった。1601年には徳川幕府より神領100石が「春日領」として寄進された。明治時代になると、近代社格制度の下、郷社に列し、のち県社に昇格した。1945年戦災により社殿、楼門等の建造物を焼失したが、戦後再建された。
当社は、JR関西本線、近鉄名古屋線・桑名駅の東方1kmの住宅街、平地にある。現在の境内地入口(境内東端)には戦後再建された大きな楼門があって、境内西側に社殿等の建造物が集まる東西に横長造りになっている。なお、楼門の東方50mほどの場所に大きな銅鳥居があり、かつての境内の広さを感じることができる。社殿については、本殿は桑名神社と中臣神社の2つに分かれているものの、拝殿は共有しているため、拝殿に参拝口が2カ所ある面白い造りをしている。
今回は、伊勢国の式内社、旧県社であることから参拝することに。参拝時は平日の午後、街中の交通至便の立地にあることもあり、自分以外にも割とたくさんの参拝者が訪れていた。
境内入口にある楼門の東方50mの場所にある<青銅鳥居>。江戸時代前期の1667年に7代桑名藩主・松平定重が建立。左下にある石は<しるべいし>で、簡単にいうと「迷い児石」。
境内東端入口にある<楼門>。1945年に米軍による空爆で焼失し、1995年に春日神勧請七百年祭記念事業として再建。呼称は<楼門>だが、正面両側には随身像がある。扁額には<桑名宗社>の文字。
<楼門>をくぐる。
拝殿までまっすぐに伸びる参道。両側には奉納提灯がずらっと並んでいる。
拝殿前の<鳥居>。鳥居の両側にも大量の奉納提燈が掛かっている。
鳥居の手前、参道左側にある<御膳水井(手水舎)>。
鳥居の手前、左側の<狛犬>。
鳥居の手前、右側の<狛犬>。
当社独特の造形をした<拝殿>全景。建物は共有しているが、参拝口が2つに分かれている。社紋も異なる。左側は<中臣神社>、右側は<桑名神社>。拝殿も1945年に米軍による空爆で焼失、1954年に再建。
参道の左側、中臣神社の参拝口前にある<橘>。
参道の右側、桑名神社の参拝口前にある<金龍桜>。
まず左側の<中富神社>から参拝する。
扉の奥に見えるのは<中臣神社>と書かれた扁額。
つづいて右側の<桑名神社>に参拝する。
扉の奥に見えるのは<桑名神社>と書かれた扁額。
拝殿の左側奥にある<母山神社>。鳥居が2つも立っている。
<母山神社>全景。覆屋の中に社殿が建っている。
母山神社社殿前から見える<中臣神社本殿>。奥に見えるのは<桑名神社本殿>で、拝殿は共有するが本殿は分かれている。ともに幣殿と合わせ1984年の再建。
母山神社参道脇にある<さざれ石>。
<拝殿>正面にまで戻る。奉納樽は四日市市の銘酒、宮崎本店の「宮の雪」。
<桑名神社>参拝口前にある庭の石群と古切株。
<社殿>全景。やはり拝殿が横に長い造形。
拝殿の右側奥にある境内社群。
境内社群前から見える<桑名神社本殿>。
桑名神社本殿の右隣にある<皇大神宮>。
皇大神宮の右隣にある<桑名東照宮>。
桑名東照宮の右隣にある<稲荷社>の千本鳥居。
稲荷社の手前の鳥居。
稲荷社の社殿全景。
最後に、拝殿に向かって右手にある<社務所・授与所>。御朱印はこちら。(^▽^)/
すてき
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