津観音の日常(131回目)
三重県津新町駅

此方は、法事や御祈祷の際に参拝者に授与している塗香（ずこう）です。塗香とは、香木や漢薬などの香原料を細かく粉末状にして混ぜ合わせたお香で、祈りの前に心身を清めるために手や首に塗る粉末の香です。
起源はインドで、香水のように体に付けて体臭などを消すのに使われていました。後に仏教に取り入れられ、「身体を清め邪気を寄せ付けない」という意味で使われるようになりました。香りは、白檀・丁子・桂皮・竜脳などを主な原料として、清涼感のある香りに仕上げられています。どなた様でも無料で授与しておりますので、お参りの際にお声かけください。
香りを通じて、仏さまとのつながりがより深まることを願っています。