あたごじんじゃ
愛宕神社のお参りの記録一覧(2ページ目)
京都奥嵯峨。嵯峨嵐山からさらに北西へ進んだ先にある「愛宕山」その山頂に位置するのが、全国にある愛宕神社の総本宮、愛宕神社京都総本宮となる。
防火の神様で火除のお札が有名。
江戸時代頃には愛宕参りは定番のレジャーであり、山道の各所に茶屋が建ち、多くの参拝客でにぎわっていた。
それが明治に入りケーブルカーが導入されると茶屋の需要は一気に減り、のきなみ閉店。そのケーブルも戦争で廃棄される頃には一時期の賑いはすっかり過去のものとなっていた。
ただ、現在でも快適な登山が楽しめることには変わりなく、夏場には地上よりも涼やかな空気を感じることができます。
(2017年1月撮影。よりによって雪の日)
山頂の本殿。
階段、階段、また階段。
楼門。
本殿から見下ろした図。
特徴的な黒鳥居。
冬場はこんなですが普段はほどよい登山コース。
山頂近くからの眺望。
嵐山中之島公園から見える、奥手側の白いのが愛宕山。頂上は雲の中。
片道だいたい2~3時間くらいの登山道(ルートによります)
「愛」の字を冠する愛宕神社の愛まもり。
#愛宕神社
建造物としては一体だと思うが、主要な社殿が本社・若宮社・奥宮の3棟ある。
本社のご祭神はワクムスビの命、ハニヤマヒメの命、イザナミの尊、アマノクマヒトの命、トヨウケヒメの命。若宮社のご祭神は雷神、カグツチの命、破無神。奥宮は神様ではなく神社単位で記載されていて、日吉社・春日社など9社の名が見える。うち太郎子社に、天狗のアタゴ権現を祀っているようだ。
#迦俱槌命
各地の愛宕神社はほぼ必ずカグツチの命を祀るが、総本宮にあたるここ京都市の愛宕神社では、彼は本殿ではなく若宮社のご祭神。
ただ、本殿のご祭神は総じて彼と関係が深い。古事記によれば、イザナミの神はカグツチの神の母で、火の神である彼を産む際に火傷を負い、それが元で病を得た。彼女が病床に苦しみながら産んだのがワクムスビの神とハニヤスビメの神で、トヨウケヒメの神はワクムスビの神の御子だ。
#天熊人命
日本書紀では天熊人、先代旧事本紀では天熊人命。
本社のご祭神のうち、アマノクマヒトの命だけはカグツチの命との接点が浮かばない。日本書紀で、ツクヨミの尊がウケモチの神を殺害した後、アマテラス大神が現場へ派遣したのがアマノクマヒトだ。
少なからぬ神社で、ウケモチの神はトヨウケヒメの命の別名だという記述を見た。それを採るならば、アマノクマヒトの命も他のご祭神と関連を持つことになる。
#愛宕神社 #奥宮
建造物としては一体だと思うが、主要な社殿が本社・若宮社・奥宮の3棟ある。奥宮は厳島社・日吉社・春日社など9社が連結したような構造。うち太郎子社に、天狗のアタゴ権現を祀っているようだ。
#愛宕権現 #愛宕権現太郎坊天狗
授与所で、天狗界の西の横綱という記述を見た。東の横綱がいることを前提に、それに対する趣旨で書いたものと思う。
東の横綱が誰なのかその場で訊きそびれたが、思い浮かぶ方が3尊いる。
古都の西と東で対比するなら、護法魔王尊。同じ京都市の鞍馬寺(左京区)のご本尊。愛宕山が京都市の北西に位置するのに対し、鞍馬山は都のほぼ真北にそびえる。
西の都に対する東という意味では、イヅナ権現。高尾山薬王院(東京都八王子市)のご本尊。東京都で天狗と言えば、真っ先に彼が挙がる。と言うか、僕は彼の他に1尊も知らない。
火防の霊験で双璧をなすのは、アキハ権現。かつて秋葉山(浜松市天竜区)の頂上で祀られていた。今では山頂から少し下ったところに建つ秋葉寺や、常安寺(新潟県長岡市)が祀る。アタゴ権現と同じく、火伏せのご利益で知られる。現在は遠州の秋葉山には秋葉山本宮秋葉神社が鎮座。ここ愛宕神社と同様、カグツチの神がご祭神だ。
この中の誰かが東の横綱だとは思う。
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