正恩寺

京都府 桂駅

京都市西京区にある　真宗本願寺派のお寺です。
外観の写真でお分かりいただけると思うのですが　一見お寺とは思えませんでした。
本堂と思われる建物は　とても新しいもので　屋根も▲。
壁面に　「浄土真宗正恩寺」　と書かれていたので　お寺だと分かりました。
境内に入りますと　桜をはじめ　季節感のある木が植えられていました。
何となくアウトドア施設のようにも見えました。
きっとご住職様が　皆様がお参りしやすいよいにというお気持ちで整えられていらっしゃるのでしょう。
ネット情報です。
菊花山正恩寺は正保3年（1646年）　釋空玄により開基されました。
昭和20年（1945年）　10代目住職　釋秀真の時　西本願寺前（醒ヶ井通元日町）にあった当寺の本堂が道路拡張のために強制解体されますが　昭和43年（1968年）　11代目住職　釋義英により　御陵の地（現在の地）に再建されました。
御陵の地というのは　近くには　天皇の杜古墳があるのでそう呼ばれているからです。
形状は前方後円墳　国の史跡に指定されています。
築造時期は　古墳時代中期初頭の4世紀末頃と推定されます。
被葬者は明らかでないが　考古学的には桂川右岸を治めた有力者と見られます。
桂川流域では　向日丘陵の首長墳が妙見山古墳から伝高畠陵古墳（いずれも向日市）において前方後円墳から円墳に変化する一方　当地域の本古墳は大型前方後円墳として向日丘陵よりも優位性を示しており　一帯の政治情勢を考察するうえで重要視される古墳になるそうです。