やせてんまんぐうしゃ
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御祭神 菅原道真。道真が亡くなった後、師である叡山法性坊阿闍梨尊意(866〜940)の勧請により建立されたと伝えられ、社殿の背面扉の内側には、十一面観音絵像が祀られている。十一面観音は道真の本地仏(仏としての姿)である。
道真が若い時、自己研鑽のため比叡山へ通う折り、此の地で休息したといわれ、江戸時代まで「矢背天神宮」とも呼ばれたこの辺りの風情は、壬申の乱(672)の際、此の地矢傷を癒した天武天皇以来の歴史を偲ぶことができる。
天満宮社には九つの摂社が祀られ、本殿南側の秋元神社は、宝永七年(1710)比叡山との境界論争勃発の際、八瀬村の利権(租税の免除)を認めた裁決の報恩として、時の幕府老中で、この訴訟の担当者であった秋元但馬守喬知を祀り、以来毎年「赦免地踊り」が奉納されている。
また裏山中腹には、足利尊氏に追われた比叡山へ逃れた後醍醐天皇の行在所(天皇が外出した時の仮の御所)があった「御所谷」、境内には、「後醍醐天皇御旧跡」、「復租紀恩碑」、「皇后陛下御歌碑」、「弁慶背比べ石」、「菅公腰掛け石」等の史蹟がある。
天満宮社の例祭は五月五日。
秋元神社の例祭「赦免地踊り」(八瀬郷土文化保存会執行)は十月体育の日の前日夜に実施される。 社頭 案内板より









| 名称 | 八瀬天満宮社 |
|---|---|
| 読み方 | やせてんまんぐうしゃ |
| 通称 | 矢背(やせ)天神宮 |
詳細情報
| ご祭神 | 《主》菅原道真,《配》老松殿,紅梅殿 |
|---|---|
| 創始者 | 叡山法性坊阿闍梨尊意 |
| ご由緒 | 祭神として菅原道真公(八四五~九〇三)を祀る。
|
| 体験 | 祭り |
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