明暗寺

京都府 東福寺駅

明暗寺は、禅宗の一派・普化宗のお寺で、「虚無僧発祥のお寺」として知られております。また、明暗寺は尺八明暗流の根本道場でもあります。1335年、天外明普（てんがいめいふ）が虚竹了円を開山として創建したと言われています。
廃仏毀釈の折、明治政府により、廃宗・廃寺となり、1871年に東福寺塔頭の善慧院に合寺。そのご本尊、寺宝は善慧院に託されました。それを機に、善慧院の中に明暗寺は命脈を保ちます。その後、普化尺八を慕う人々により1887年（明治21年）善慧院にて明暗教会として復活し、今では宗教法人普化正宗明暗寺として再興されました。毎年11月の第一土曜日には尺八の会が大々的にとり行われ、全国の名だたる尺八演奏家が一同に集われます。