まんしゅいんもんぜき|天台宗
曼殊院門跡のお参りの記録一覧
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小いさな桂離宮と呼ばれる曼殊院様に向かいました。
曼殊院様は天台宗の門跡寺院です。
御本尊は久遠実成無作本仏をお祀りされています。
曼殊院様は比叡山にて伝教大師によって建てられた草庵が始まりとされています。これが是算国師の時に比叡山西塔北谷に移転し東尾坊と称しました。
その後、京の北山を経て鹿苑寺様の建造に伴い上京区へ、そして現在地に移転されています。
是算国師が菅原家の出身ということで、創建された北野天満宮の初代別当に任ぜられ、それ以来曼殊院門主は北野天満宮の別当を兼務されていました。
北山への移転も北野天満宮の管理の為とされています。
1656年に現在地に移転された時の門主は良尚法親王でした。法親王は桂離宮を造営された八条宮智仁親王の第二皇子であり、桂離宮の意匠をふんだんに建造に取り入れます。これが「小さな桂離宮」と呼ばれる所以です。
最後に曼殊院様のHPにあった「侘びさび」の説明の一文が素敵でしたので転載させて頂きます。
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堂々のパクり宣言(^^;)
「わび」
質素なもの、貧相なもの、不足の中に心の充足を見出そうとする意識
「さび」
静かでさびしさの中に奥深いもの 豊かさを感じること
醜い中にも美しさを 卑しい中にも尊さを 貧しい中にも豊かさを まづい中にも美味しさを 苦しい中にも楽しさを
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【曼殊院門跡(まんしゅいんもんぜき)】
本尊: 阿弥陀如来
宗派:天台宗
開山: 是算(ぜさん)
曼殊院は、京都府京都市左京区一乗寺に位置します。門跡寺院の格を持つ、天台宗京都五箇室門跡(妙法院・三千院・青蓮院・曼殊院・毘沙門堂)の一寺院。
延暦年間(782-806)、伝教大師最澄により、鎮護国家の道場として比叡の地に創建されたのが曼殊院のはじまりとされます。その後、天暦年間(947-957)是算国師のとき北野天満宮が造営されると、是算国師が菅原家の出生であったことから、初代別当職に補され、以後明治維新まで曼殊院は北野別当職を歴任しました。天仁年間(1108-1110)に北野天満宮管理のため北山に別院を建立。その後御所内公家町に移転します。1656(明暦2)になり、桂離宮を造営したことで名高い八条宮智仁親王の第2皇子である良尚法親王が入寺され、現在の地に堂宇を移しています。この時に建てられた書院は、桂離宮と共通した意匠がみられことから「小さな桂離宮」とも呼ばれています。
【勅使門】
【寺号標】
【勅使門】
【参拝入口】
【庫裡】
【唐門】
【勅使門】
【弁天堂】
【御朱印】
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京都市左京区にあるお寺です。
宗旨宗派は天台宗
寺格は門跡
ご本尊は阿弥陀如来
です。
御存じとは思いますが、門跡寺院とは、皇族・貴族の子弟が代々住持となる別格寺院のことです。
もちろん天台宗だけではないのですが、青蓮院、三千院(梶井門跡)、妙法院、毘沙門堂門跡と並び、天台五門跡の1つに数えられます。
さすが門跡寺院だけあって、保有する文化財も多く、建物や庭にお金をかけてるなぁと思います。
壁に5本の水平な筋が入っていました。
今回初めて知ったのですが、この筋は門跡寺院としての格式の高さを表しているのだそうです。
ちなみに、5本は最高位だそうです。
とても歴史のあるお寺なので、うんちくを書いたらとんどもなく長くなりそうなので省略します。
門跡寺院には皇族がお参りすることが有名ですが、なんと、レアルマドリードのベッカム選手(サッカー)がお参りされていました。
そしてなぜか、キリスト教のミサでローマ法王とおそらくご住職が対面しており、不思議な感じがしました。
2022年に再建された宸殿は少し違和感がありましたが、美しさには変わりはありません。
庭の美しさは群を抜いていました。
建物の中は写真撮影禁止でしたので、外ばかりです。
平成天皇ご参詣
再建された宸殿
計算された美しさ
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京都市内の寺院巡りの5寺目は、左京区に在る曼殊院です。今回の寺院巡りの最後となります。
天台宗で、本尊は阿弥陀如来。
この本尊・阿弥陀如来坐像は重文で、他に慈恵大師坐像も重文です。
それよりも何と言っても国宝・黄不動明王像です。像と言っても実際は絵です。劣化・汚損等の懸念から京都国博に寄託中ですが、今回、5月13日~6月30日の間、里帰り特別公開として曼殊院にて拝観でき、この先いつ公開されるのかわからないため参拝する事にしました。(余程の慶事がない限り公開されない? これを読んで気になった方は行かれた方が宜しいかと。)
延暦年間(782-806年)に伝教大師最澄が、鎮護国家の道場として比叡山に創建された堂宇が始まり。後に西塔北谷に移され東尾坊と号した。門主・是算が菅原氏の出身であったことから、菅原道真を祭神とする神社である北野神社(現・北野天満宮)の初代別当になった。門主・忠尋の時に、北山に別院を建て、後に寺号を「曼殊院」と改めた。1495年頃に伏見宮貞常親王の子である慈運法親王が26世門主として入寺以後、門跡寺院になり宮門跡寺院になる。明治時代初期の神仏分離により北野神社と分離。1872年に京都府療病院建設に際して宸殿を寄付したため長年に渡り寝殿がなかったが、昨年2022年に宸殿の再建を果たしました。
曼殊院道と名付けられた道を通って向かいますが、割と細い道で途中に擦れ違いが出来ない所がありますので注意が必要です。突き当りに勅使門、左(北)へ行くと、通用門へ行く坂の先に広めの無料駐車場がありますので停めさせて頂きました。通用門の先に拝観受付があり、拝観料(今回は1,000円)を納めて、併せて御朱印(書置きのみ、500円)を頂きました。直ぐに庫裏で、庫裏から上がって堂内へ。こちらの寺院も堂内撮影禁止です。(縁側から庭の撮影のみ可)
順路に従い拝観しますが、境内図が無いため妙法院と同じく自分が何処に居るのかイマイチわからず。幽霊の絵や襖絵、庭園を眺めました。ど素人の私が観てもいいですね。宸殿は出来て日が浅いため木の香りが清々しい。その中の一間に国宝・絹本著色不動明王像、隣には愛知県立芸術大学による模写との2幅を並べての展示。模写もスゴいと思いますが、やはり国宝の現物とは比較のしようがないです。来た甲斐がありました。
宸殿の縁の最後の所から慈恵大師坐像が観れました。とは言っても2間越しですので相当距離(8m位?)があります。慈恵大師坐像は高さ約84cm、1268年の作。像内の銘文から比叡山の僧・栄盛が33体の慈恵大師の等身大像を造る事を発願し、1261年より造り始め、全部で33体造った内の1体。(他にも現存している像が数体ある)
通用門を出て駐車場へ戻る前に、勅使門の手前に鳥居があった事を思い出し、行ってみる事にしました。鳥居をくぐると弁天池と真ん中に島(弁天島)があり、そこに曼殊院の鎮守社である菅原道真を祀る曼殊院天満宮と弁財天を祀る弁天堂がありました。曼殊院天満宮は曼殊院の建築物の中で最も古いそうです。
以上で駐車場に戻り、自宅への帰路に着きました。
御朱印(書置き)
黄不動尊と書かれています
里帰り特別公開のチラシ
国宝・絹本著色不動明王像
(ネットから転載)
慈恵大師坐像(元三大師)
勅使門
通用門
護摩堂
寝殿の前庭
真ん中に見えるのが唐門
坪庭
弁天島
弁天堂(弁財天)
曼殊院天満宮
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国宝黄不動明王像の模写が完成。
宸殿の再建に合わせてオリジナルと複製のニ幅が今日から6月30日まで特別公開される。
今後、京都国立博物館に寄託中のオリジナル黄不動は秘仏化されるためオリジナルが拝観できる最期の機会になる。
黄不動明王は12世紀の製作。三井寺の黄不動像を基に制作されたとされ国宝指定されている。
曼殊院は延暦年間(728年~806年)最澄により、国家鎮護の道場として比叡山に創建された。
天暦年間(947年~957年)北野天満宮が造営されると、門主・是算国師が菅原家の出身であった事から初代別当となり、以降代々明治の神仏分離まで曼殊院が北野天満宮の管理を行っていた。
1656年良尚法親王が現在の地に堂宇を移す。
桂離宮をモデルに造営され、「小さな桂離宮」と称される。
明治時代に病院建設の費用を捻出するため宸殿を売却、寄付したため宸殿がなかったが、2022年再建されている。
庫裏、大書院、小書院は江戸時代前期の建築で重文指定されている。
庫裏
勅使門
勅使門
勅使門
大玄関
唐門・庭園
庭園
庭園
庭園
宸殿
宸殿
護摩堂
小書院
庭園
庭園
庭園
大書院
大書院
曼殊院天満宮
弁天社
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京都の紅葉第一弾、曼殊院です。こちらは紅葉の有名どころですね。寺院内も見どころなんですが、写真撮れないので庭園中心にアップします。たくさんの人が参拝されてました。横目で見た感じ、駐車場も広そうです。
竹の内御殿と黄不動さまの御朱印いただきました。
勅使門前の紅葉。いろんなSNSやPRで利用されますね。
苔と白壁と紅葉のグラデーション。綺麗です。
北門(受付)横の紅葉。真っ赤でした。
書院前の枯山水庭園。
庭園と大書院(たぶん)です。白、赤、緑、青が映えます。
京都府のおすすめ2選🎌
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