八代大師院

公式熊本県 肥後高田駅

八代平野を一望できる高台に位置し、天気の良い日には長崎県の雲仙普賢岳を望むことができます。
祈願と供養の地、心の拠り所として多くの方々に親しまれています。
本堂内には、世界遺産高野山奥之院の御霊木（樹齢数百年）の柱があり、直接触れることもでき高野山のパワーをいただくことができます。
また、境内には、持っていると幸せになれると言われる『三鈷の松』があります。
お大師さまが唐から帰国される際に「私が受けついだ、教法を広めるのによい土地があったら、先に帰って示したまえ」と祈り、手にもった「三鈷」を、空中に投げあげました。三鈷は五色の雲にのって、日本に向って飛んで行きました。
この三鈷が、高野山の御影堂（みえどう）前の松の枝に留っていたので、これを「三鈷の松」とあがめ、この地こそ真言密教弘通の地にふさわしいと感じ高野山を開かれたのです。
八代大師院にもこの「三鈷の松」があり、もとは二葉の松でしたが、ある時突然三葉に変化しました。高野山の三鈷の松と同じく三葉をもつ松であり、変化したのはお大師さまのご法力によるものと伝えられています。松の木に直接触れるのは御法度。自然に落葉した三葉の松のみをいただくのが習わしとされています。境内で三葉の松を探してみてはいかがでしょうか。