御朱印・神社お寺の検索サイト楽しみ方

まいくさじんじゃ / もくさじんじゃ

儛草神社のお参りの記録一覧
岩手県 平泉駅

惣一郎
惣一郎
2022年07月08日(金)
1269投稿

【陸奥國 式内社巡り】

儛草神社(まいくさ~ / もくさ~)は、岩手県一関市舞川町にある神社。式内社で、旧社格は郷社。祭神は、伊弉冉命、稲倉魂命。

社伝によると、平安時代初期の807年に坂上田村麻呂による創建。927年に編纂された『延喜式神名帳』に記載のある「陸奥國 磐井郡 儛草神社 小」に比定されている。神仏習合時代には吉祥山東城寺と称し、坂上田村麻呂が勧請した聖観音を祀り、僧坊も漸増、平泉全盛のころは二十四院を数えたという。古くは白山岳に鎮座していたという伝承もあり、白山岳周辺には鍛冶遺跡があり、舞草鍛冶として有名で、全国の刀工の祖神として崇敬された。江戸時代まで奥州三十三番の二十七番札所として栄えたが、明治の廃仏棄却に遭い、神社として復興し村社に列した。

当社は、JR東北本線・平泉駅の東方4kmの山の上にポツンとある。表参道の入口は地図上だと南方600mの位置にあるが、説明柱には1300mとあり、参道も森をかき分けるサバイバル系に見えたのでパス。車で上がれる限り上がった。社殿は想像以上に大きくきれい。おそらく割と最近建て直されたようにも見える。森に囲まれ、人里から完全に隔離されているだけあって、神聖な空気感は半端ない。

今回は、陸奥国の式内社ということで参拝することに。参拝時は休日の午後で、参拝者は自分以外には誰もいなかった。

儛草神社(岩手県)

社殿から600m離れたところにある参道入口。道をクルマで走っていても、目立たないので普通の人は気付かないと思われる。黒い社号標には「延喜式内 儛草神社」とある。鳥居はない。
白い標識には「儛草神社表参道黒門」と書いてあって、側面には「之ヨリ東方 東参道入口1,300米車道…」とも記載されている。

儛草神社(岩手県)

階段を少し上がると、黒く四角い柱のようなものが2本、参道両側に立っている。
事前情報で、かなり厳しめの参道とのことだったので、別の道で社殿近くまで車で向かう。

儛草神社の周辺

社殿近くまで車で上がって、上から参道を見るとこんな感じ。

儛草神社の鳥居

ショートカットしたので何番目の鳥居か分からないが<石鳥居>。

儛草神社(岩手県)

石鳥居の先、参道左側には磐座のような巨岩。

儛草神社の鳥居

階段の上にもう一つ<石鳥居>と、その先に<随神門>。

儛草神社の山門

<隋神門>の屋根は最近葺き替えられたようできれい。躯体はそれなりに年季が入っている感じ。

儛草神社(岩手県)

<隋神門>の通路で向かい合うように鎮座する<随神像>。

儛草神社の像

向かい側の<随神像>。

儛草神社(岩手県)

隋神門を抜けたところからの眺め。拝殿まで真っ直ぐに階段が伸びる。

儛草神社(岩手県)

階段途中左側の<神馬>。

儛草神社(岩手県)

神馬舎の前から社殿を見上げる。

儛草神社の狛犬

階段を登り切ったところ左側の<狛犬>。クセの強い愛玩犬のよう。ちょっと笑っているみたいで、ある意味かわいいかも。(o^―^o)

儛草神社の狛犬

右側の<狛犬>。こっちはもっとかわいい。これでは魔除けにならないような...(^_^;)

儛草神社(岩手県)

<拝殿>中央部全景。こちらも隋神門同様、躯体はそれなりに古いが、屋根は新しく葺き替えられている。

儛草神社(岩手県)

<拝殿>正面。「延喜式内 儛草神社」と書かれた扁額。

儛草神社の建物その他

拝殿の左手少し離れたところにある建物。

儛草神社の本殿

上の建物から見た<社殿>全景。

儛草神社の本殿

拝殿後ろの<本殿>。斜面の高い位置にある。

儛草神社の建物その他

拝殿右隣の<神饌殿>。「御札所」とも書いてあるが無人。

儛草神社の建物その他

神饌殿の前にある<鐘楼>。神仏習合の名残り。

儛草神社(岩手県)

神饌殿右手の<御神木>。背後には石燈籠や石仏塔が並んでいる。

儛草神社(岩手県)

最後に<社殿>周り全景。森の中にポツンときれいな社殿が意外。(^▽^)/

もっと読む
としさん
としさん
2020年08月22日(土)
139投稿

岩手県南一関地方で新型コロナから地域を守っているという噂の「世界遺産・中尊寺周辺にある『六芒星(ろくぼうせい)』の結界巡り(その7)、一ノ関駅の北方、新幹線の近くに位置する「舞草神社」です。
車看板を見つけてから細い道を進みます。森に囲まれて薄暗くなり未舗装道路となり心配になりますが、2回目なのでガンガン進みます。しばらく進むと突然開けて神社が見え展望台的な場所に到着します。
歴史を感じさせる本殿、圧倒される巨大なモミの木、日本刀にはなくてはならない舞草刀発祥の地、一関を見渡せる大部ヶ岩など見どころがあります。
ここも今日は誰もいませんでしたが、六芒星巡り最後の場所として 「コロナ退散」を祈願しました。
ありがとうございました。

六芒星巡りは半日程度で十分廻れました。
有名な神社には参拝者はいましたが、地域の神社的なところでは参拝者に会うことはありませんでした。
ですが、各神社ともきれいに管理されていて、それぞれ歴史があり、六芒星としての位置付けの話題で今まで以上に賑わってほしいと思います。
そして一刻も早く「コロナ退散」の願いが叶う事を心待ちにしています。

【補足】
一関市舞川の観音山の奥深くにある。神秘的な雰囲気が漂う山林に、日本刀の源流とされる「舞草刀(もくさとう)」の鍛冶集団が無双の名剣を代々作り続けたという遺跡。「刀剣ファンの聖地」ともされる。
創建718年という由緒正しい神社。
磐座は境内西側にある大部岩(だいぶいわ)。森をくぐり抜けた断崖にそびえ立つ巨岩だ。上ると平泉周辺の田園地帯が一望でき、北側には白山神社のある山が望める。
岩手一関の六芒星を、陰陽五行説で万物の基を成すとされる要素「木火土金水(もっかどごんすい)」になぞらえると「木」に当たる。

儛草神社の本殿

駐車場から本殿を望みます。

儛草神社の建物その他

舞草鍛治発祥の地。

儛草神社の歴史

舞草神社にも深い歴史あり!

儛草神社の鳥居

参道から鳥居をくぐります。

儛草神社の建物その他

門をくぐってちょっと階段を登ります。

儛草神社の本殿

本殿は歴史を感じる木造です。

儛草神社の建物その他
儛草神社の建物その他

巨大なモミの木。
一関市指定天然記念物です。

儛草神社の建物その他

高台にあるので遠くまで響きそうな釣鐘です。

もっと読む
行きたい
投稿する
お問い合わせ

最新の限定御朱印情報が届く!
御朱印メルマガを受け取ろう

利用開始をもって利用規約プライバシーポリシー
同意したものとみなします。

※購読はいつでも解除できます。

This site is protected by reCAPTCHA and the Google
Privacy Policy andTerms of Service apply.

御朱印背景
ホトカミを続けるために、あなたのサポートが必要です。

ホトカミで困ったこと、不具合のご報告はこちらから

お問い合わせ