遠野物語拾遺 第六十四話』
愛宕様は火防の神様だそうで、その氏子であった遠野の下通町辺では、五、六十年の間火事というものを知らなかった。ある時某家で失火があった時、同所神明の大徳院の和尚が出て来て、手桶の水を小さな杓で汲んで掛け、町内の者が駆けつけた時にはすでに火が消えていた。
翌朝火元の家の者大徳院に来たり、昨夜は和尚さんのお蔭で大事に至らず、まことにありがたいと礼を述べると、寺では誰一人そんな事は知らなかった。
それで愛宕様が和尚の姿になって、助けに来て下さったということがわかったそうな。
住所 | 遠野市綾織町新里第31地割61番地 Googleマップで地図を開く |
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エリア | 遠野駅 |
近くの駅 | ◼︎JR釜石線 ◼︎JR釜石線 ◼︎JR釜石線 |
名称 | 愛宕神社 |
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読み方 | あたごじんじゃ |
通称 | 新里の愛宕さん |
ご祭神 | 《主》迦具土命 |
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ご由緒 | 使用年代、館主等、一切不明である。 館跡であった山野に江戸時代、愛宕神社を勧進したものである。 |
住所 | 遠野市綾織町新里第31地割61番地 Googleマップで地図を開く |
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エリア | 遠野駅 |
近くの駅 | ◼︎JR釜石線 ◼︎JR釜石線 ◼︎JR釜石線 |