令和七年十月御朱印　【お月見】

　今月の御朱印には、今月六日に迎えます十五夜にちなんだものとなります。
　旧暦の八月十五日は十五夜（中秋の名月）として月にお供物をし、農作物の収穫に感謝する日として大切にされています。十五夜には、豊かに実る稲穂に見立てたすすきや、満月に見立て収穫に感謝する月見団子をお供えします。
　十五夜の起源は中国の「中秋節」という月を祀る行事です。中秋節には、月に見立てた月餅（げっぺい）というお菓子を家族で食べたり、提灯などを飾ったりするといいます。中国では、家族で月を見ながら月餅を食べ、家族の幸福を祈ることが伝統的な中秋節の過ごし方とされます。丸い月は団らんに通じることから、中秋節は「団欒節」とも呼ばれ、この日は離れて暮らす家族も帰省し、団らんを楽しむ日として大切にされているそうです。
　ご参拝の皆様が神様方のお護りのもと、このひと月をお健やかにお心豊かに過ごされますことをお祈りいたしております。

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