朝晩の涼しさが増し、秋の深まりを感じるこの季節。今月の切絵御朱印には「ふくら雀」や「コスモス」などの秋に見られる動植物と、紫波町はもち米の産地としても有名でありますので、黄金色に輝く「稲穂」をあしらいました。
ふくら雀とは、まんまると太った雀や、寒さから身を守るために羽をふくらませた雀のことをいいます。食べ物に困ることなく豊かな一生を送れますように、子孫繁栄していきますように、という願いが込められた縁起物で、豊かさや幸運の象徴とされています。漢字では「福良雀」や「福来雀」と書かれ、福をもたらす吉祥文様とも言われます。
淡くカラフルな花色が可愛らしいコスモスの代表的な花言葉は「調和」「謙虚」です。色ごとにも花言葉を持ち、黄色のコスモスの花言葉は「自然美」「幼い恋心」とされています。
ご参拝の皆様に福が訪れますように、神様方のお護りのもと、このひと月を輝かしくお幸せに過ごされますようにお祈りし奉製いたしました。