令和六年弥生　切絵御朱印

　今月の切絵御朱印には、春の山菜からふきのとう、わらび、ぜんまいを描きました。

　山菜の季節は春と秋と言われ、特にも春の山菜は、食べることで体内に溜まった余分な脂肪分を排出してくれる働きがあると言われます。
　ふきのとうは「ふきのつぼみ」で、少し苦味のある独特の味わいがあります。ふきには「富貴」という字があてられ、「富貴吉祥（ふうききっしょう・財運や名誉に恵まれる）」、「花開富貴（かかいふうき・運が開けて財をなす）」などの言葉が連想され、縁起のよい山菜と言われます。雄花と雌花があり、この御朱印では向かって左が雄花、右が雌花のかたちのつもりです。
　またぜんまいは、銭を巻き込むような形に見えることからお金を取り込む、財を得るとしてお節料理に取り入れられることもあります。そしてわらびは「普遍の愛」という花言葉があることから、夫婦や家族の円満、強い絆を表す縁起物とされます。

　神様方のお護りのもとに、ご参拝のみなさまが豊かで慈愛に満ちたひと月を過ごされますようお祈り申し上げます。