道祖神のお参りの記録一覧

茨城県 鹿島灘駅

国道51号線から海側に折れた三差路にあります。地元の人は住所は上幡木となっていますがそうは言わず下沢地区といいます。何故かは知りません。すぐそばに地域の温泉施設『とっぷさんて大洋』があり、サーフィンをする方にはわりと有名な
場所です。

小さな祠です。

中にはさらに小さな祠があります。

うっすらと道祖神の改修をしたと書いてあります。

そういえば、石がいっぱい。

祠の後ろには、わりと大きい木が。海に近いせいか高い木はほとんどない地域です。

鳥居前には馬頭観音の碑が。
馬頭観音は、牛や馬を使った荷役を行う人たちに信仰されていました。

馬頭観音に道祖神の組み合わせが意味することは、ここが荷物を運ぶ古道であったということです。

これは調べねば！

海側に降りていくと、

下沢の海岸です。

砂浜にはレスキュー隊、上空にはヘリコプター。どうやら海難事故が起きてしまったようです。

地元の人は、盆を過ぎると『土用波（どようなみ）』といわれる高波が発生するので絶対に海では泳ぎません。毎年、遠方より来られた方が犠牲となっておられます。
とても痛ましいことです。

海から引き返し北浦に向かって旧道を辿ると畑の中にラピュタのような森が。

四方を畑が囲んでいて近づける道が全くありません。森の中に祠らしきものも無くただの
小山のようです。削られず現在まで残っていることを考えると恐らく古墳だと思われます。

旧道を更に辿ると、以前紹介した鉾山神社の脇を通り、北浦へ到達します。海でとれた塩や海産物をここまで運び、北浦沿いの津（港）から舟に積み替え各地へ送り出していたのでしょう。ちょうど、石津という古い津へ直通していました。