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楽法寺(雨引観音)ではいただけません
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らくほうじ

楽法寺(雨引観音)のお参りの記録(1回目)
茨城県岩瀬駅

投稿日:2021年08月31日(火)
参拝:2020年8月吉日
楽法寺(らくほうじ)は、茨城県桜川市にある真言宗豊山派の寺院。山号は雨引山。本尊は延命観世音菩薩(国指定の重要文化財)。別名は「雨引観音」。坂東三十三観音霊場24番札所、関東八十八箇所特別霊場、東国花の寺百ヶ寺・茨城6番。

創建は古墳時代の用明天皇2年(587年)、中国・梁から渡来した法輪独守居士による開山。厄除、延命、安産、子育の霊験のある延命観世音菩薩を本尊とし、推古天皇、聖武天皇、光明天皇の帰依を受けた。平安時代の821年、大旱魃の折、嵯峨天皇が祈願したところ大雨に潤ったため、山号が「雨引山」となった。鎌倉時代の1254年に宗尊親王により再興され、建武年間(1334年~1338年)には足利尊氏により再興された。

当寺は、JR水戸線・大和駅の東南東5kmほどの雨引山の中にある。山頂付近にある伽藍の場所までは山寺らしい石段を登り、味わいのある伽藍の周りには綺麗な草花が咲き、面白いことに鶏などの動物も飼育されていたりする。山頂付近から見る眺望も素晴らしい。観光名所にもなっているようで、麓には大きな駐車場もある。

今回は、坂東三十三観音霊場の札所として参拝することに。参拝時は週末の午前中で、自分たち以外にも、家族連れなど多くの人が参拝に訪れていた。
楽法寺(雨引観音)の山門
境内南端にある入口<薬井門(黒門)>と<寺号標>。関ヶ原の戦い(1600年)以前は、真壁城の城門だったとのこと。
楽法寺(雨引観音)の建物その他
黒門をくぐると、仁王門までまっすぐ伸びる145段の階段<磴道(とうどう)>が現れる。厄除けの石段と言われ、「南無観世音菩薩」と唱えて登ると厄が落ちるとのこと。
楽法寺(雨引観音)の建物その他
磴道の途中右手にある<鐘楼堂>。もとは鎌倉時代の1254年に宗尊親王が建立。江戸時代の1682年に当山14世堯長が再建、その後大破し、24世元盛が再度建立。
楽法寺(雨引観音)の山門
磴道を登り切ると<仁王門>。もとは1254年に宗尊親王が建立。仁王像も鎌倉時代の仏師康慶の作。現在の建物は、江戸時代の1682年、14世堯長による再建。
楽法寺(雨引観音)の建物その他
仁王門の近くにある<地蔵堂>。1254年宗尊親王による建立。安置されている地蔵菩薩像は、江戸時代1715年、仏師・無関堂円哲の作。「子安地蔵」と呼ばれている。
楽法寺(雨引観音)の手水
仁王門をくぐって参道を進むと、右手にある<水屋>。
楽法寺(雨引観音)の本殿
さらに階段を登ると、<本堂(観音堂)>に辿り着く。本堂の創建は不詳。鎌倉時代に宗尊親王が北条時頼に再建させた。現在の建物は、江戸時代1682年に17世文昭が十万人講を勧進して建立。
楽法寺(雨引観音)の本殿
<本堂>正面。内陣に本尊の延命観世音菩薩を安置する。本堂の彫刻は、江戸時代中期の仏師・無関堂円哲の作。
楽法寺(雨引観音)(茨城県)
本堂に向かって右手にある<東照山王社殿>。東照大権現と山王大権現を合祀している。
楽法寺(雨引観音)の建物その他
本堂の左隣にある<多宝塔>。奈良時代の730年、光明皇后による造立。現在の建物は江戸時代末期の1853年、24世元盛が再建。
楽法寺(雨引観音)の建物その他
本堂、多宝塔の対面(谷側)にある<絵馬堂>。1934年建立。現在も絵馬10枚が掛かっているが、お休み処、おみやげ処になっている。
楽法寺(雨引観音)の建物その他
絵馬堂の右隣にある<六角堂>。この建物の本尊・薬師如来は、1723年徳川8代将軍吉宗が養女竹姫の眼病平癒祈願のために円哲に彫らせたもの。
楽法寺(雨引観音)の仏像
<六角堂>内部。写真左側の不動明王像は、室町時代の1438年に、将軍足利義教が関東鎮護の本尊として謹刻させ奉納したもの。
楽法寺(雨引観音)の建物その他
六角堂前から山側を望む。写真左側の建物は<鬼子母神堂>。1335年に足利尊氏が京都進攻にあたり当山で開運祈願をしたが、鬼子母神堂はその足利尊氏を祀った堂宇。
楽法寺(雨引観音)の動物
鬼子母神堂の右側には池があり、そのほとりではアヒルやニワトリが生活している...笑
楽法寺(雨引観音)(茨城県)
多宝塔の左側から、階段を登って山頂に向かう。途中参道左手にある<聖見堂>。<大辨才天女尊>を祀る。
楽法寺(雨引観音)の仏像
山頂までの階段脇には、無数の小さな石仏が並んでいる。
楽法寺(雨引観音)の動物
山頂には<白衣聖観世音菩薩像>や仏塔が祀られているが、その横に大きな鳥小屋があり、その中には孔雀が2羽飼育されている。時期や時間によって放し飼いにされるようで、ネット上には孔雀が境内にいる写真がたくさん掲載されている。
楽法寺(雨引観音)の建物その他
山頂から多宝塔まで戻って、六角堂の奥に進むと、山側にあるのが<奥の院(客殿)>。1792年再建。手前に千手観世音菩薩像が立つ。
楽法寺(雨引観音)の建物その他
谷側にあるのが<本坊>。
楽法寺(雨引観音)の景色
本坊の脇からの眺め。たぶん筑波山の東側の平地。
楽法寺(雨引観音)の山門
黒門まで戻る。境内は見どころ満載で、時間が経つのを忘れてしまう。

すてき

御朱印

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惣一郎1269投稿

2020年1月から寺社仏閣巡りを始めた初心者です。東京在住です。
クルマとバイク、旅行が趣味なので、近くから遠くまで、精力的にお参りしています~♪

■2023年も引き続き、日本各地(目標:寺社巡りをしたことのない都道府県をなくす)を廻ってみたいと思っています~♪ (^▽^)/

①そろそろ<西国・坂東・秩父百観音巡礼>を結願したい。
  残りは和歌山県と、兵庫県日本海側、バイクで行ける近場の秩父。
②天孫降臨の<南九州>を巡る。
③いつかは廻ってみたい<四国八十八カ所巡り>。

(1月)東京都、熊本県、宮崎県、鹿児島県
(2月)福岡県、佐賀県、長崎県、徳島県
(3月)広島県
(4月)大阪府、兵庫県

■2022年は、良かった寺社を再訪しながら、日本各地(目標:47都道府県、実績:20都道府県)の寺社仏閣を廻ってみました(449寺社)。

東京都、三重県、岐阜県、愛知県、静岡県、山梨県、沖縄県、滋賀県、福岡県、長野県、
兵庫県、岩手県、埼玉県、長野県、北海道、富山県、青森県、福井県、佐賀県、山口県

■2021年は、寺院にも力を入れてみました(574寺社)。

①寺院は巡礼を中心に。西国三十三、江戸三十三、鎌倉三十三、秩父三十四、関東三十六、北関東三十六、関東八十八、東国花の寺百ヶ寺。
②神社は、引き続き延喜式内社、旧社格県社以上、総社、一国一社八幡宮、神社本庁の別表神社。
③関東なら鎌倉、やっぱり京都・奈良、チャンスがあれば憧れの熊野・四国・九州。

■2020年は、寺院も神社もよく分からないので、分かりやすそうな神社を中心に回り始めました(366寺社)。

①関東圏の延喜式内社 + 坂東三十三観音。
②関東以外に旅行に行くときは一之宮。
③チャンスがあれば、憧れの伊勢や出雲。

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