じゅうりんじ|高野山真言宗|六甲山
鷲林寺のお参りの記録一覧
高野山真言宗 六甲山 鷲林寺(じゅうりんじ)
先日投稿しました神呪寺と同じ頃に創建された古いお寺になります。
天長10年(833年)、淳和天皇の勅願寺として弘法大師(空海)により開創。
お大師さまは観音霊場を建立しようと場所を求めて西宮市の広田神社で夜通しお祈りをされていました。
すると化人が現れ、「ここを去って西山に入るべし。汝の所期をみたすであろう」とのお告げがあったそうです。
お大師さまは西の方角の山を目指したところ、大鷲(ソランジンという悪い神)が現れて、入山を妨げました。
お大師さまはかたわら木を切り、わき出る清水をそそぎ加持(かじ)をして大鷲を桜の霊木に封じ込めたそうです。
再び化人が現れ、「なんじの求める霊域はこの処なり」と告げられ、お大師さまは体を地に投じて礼拝をすると観音さまが現れました。
お大師さまは大鷲を封じ込めた桜の霊木で十一面観世音菩薩を刻み、寺号を鷲林寺と名付けました。
もっとも栄えたときには、70余りのお堂が建ち並び、寺領が鳴尾方面まで及んだとか。
鳴尾はここから約7kmほど南になりますので、とんでもなく広い寺領だったんですね。
またこちらには「武田信玄公の墓」と伝えられる七重石塔があります。
これには以下の2つの説があるそうです。
①信玄公が得度を当寺で行い、剃髪した頭髪を石塔の下に埋めたという説
②信玄公の末もしくは家来が当地に逃げ延び、七重石塔を信玄公墓として崇拝したという説
参道横にはアジサイ
ドライフラワーに近い状態でしたが、これはこれできれいでした
かわいらしいお地蔵様の絵でお出迎え
本堂(観音堂)
逆光だったので、撮り直し。。
本堂(観音堂)
ご本尊十一面観世音菩薩
弘法大師作と伝えられています。
あえてはっきり写らないようにしていますので、御本尊を見たい方は鷲林寺HPをご覧ください。
鷲林寺だから「鷲」かな?
鷲林寺御詠歌碑
『入船のまつを便りに鷲林寺
我が身の船の出るを知らぬか』
多宝塔(舎利塔)
1階部分は納骨堂になっています
護摩堂
鷲不動明王、毘沙門天王、弁才天女が祀られています
聞き耳地蔵菩薩
愚痴や悩みを人に代わって聞いてくださるお地蔵さまだそうです
鐘楼
弁財天
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