西幸寺のお参りの記録(1回目)
兵庫県中央市場前駅

神戸市兵庫区にあるお寺です。
阪神高速道路を越えて　北側に来ました。七宮神社の近くです。
近辺の寺院には山門がないことが多いです。おそらく阪神淡路大震災によって　倒壊したり焼失したりした後に再興したからでしょう。
ということで有難く境内に入らせていただけます。
境内はとてもすっきり。おそらく奥が本堂で　左手が庫裡だと思います。
寺号の彫られた石柱は御影石かな　けっこう古いものだと分かります。
神戸は御影石が多く使われていて　霊園に行くと　これぐらいの色の御影石を多く見かけます。
真宗本願寺派ですから　ご朱印はやっておられないと思い　ピンポンしませんでした。
（こういうのはあかんなぁとも思うのですが）

こちら西幸寺はHPをおもちでしたので借稿します。
山号は下司名山（げしめざん）　宗旨宗派は浄土真宗本願寺派（西）　ご本尊は阿弥陀如来（立像）です。
およそ700年前の鎌倉時代　当山西幸寺は　現在の場所より２キロメートルほど北の石井村（現兵庫区石井町）の辺りにありました。
当時はまだ「西幸寺」ではなく　「文塔寺」という寺号を用いておりました。
その辺りの地名を下司名（げじみょう）といい　この地名を山号とし　「下司名山（げしめざん）文塔寺」としたのが　西幸寺の始まりです。
そして元弘2年(1332)後醍醐天皇が　ときの幕府のために流され　京都から隠峡島へと行幸（天皇が外出されること）されるときに　文塔寺に一夜の宿をおとりになりました。
そこで　後醍醐天皇が西へと行幸されたときのご宿泊のご縁を記念し　新たに「西幸寺」と名付けられました。
後醍醐天皇縁のお寺だったんですね。